ミニ四駆の基礎 Ver,2018 「7.その後は・・・・」
ミニ四駆の基礎Ver,2018 目次
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策
4.ブレーキについて 基礎知識編
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~
7.その後は・・・(この記事)
どーも皆様こんばんわ。まてぃぇぅでございます。
基礎編2018年版の最後の記事です。
文章ばっかりになってしまってウンザリしてしまうかもしれませんが(汗
テーマは
その後は・・・・・
前までの六つの記事を見て基礎の基礎は理解できたかと思いますが、その後に速さを追求していくと「これ以上速くするのはどうやったらいいんだよ!」という悩みにブチ当たるかと思います。
同時に「この速度でどうやってジャンプセクションを攻略すりゃあいいんだよ!」という悩みも出てくるかと思います。
ジャンプ以外の「平面の速度」の基本的な上昇には以下の要因が絡んできます。
・駆動効率の底上げ
・軽量化
・各部品の精度・加工
・部品の選別
・モーターパワー
・電池のパワー
解説していきます。
・駆動効率の底上げ
これは皆さん「抵抗抜き」や「ギヤ加工」を想像されるかと思います。
これは新しいシャーシ(FM-A、MA、AR、スーパー2、MS等)ではあまり気にしなくてもいいかもしれません。
と言うのもこれらの新しいシャーシでは駆動効率がタミヤで確立されており、ヘタにギヤやシャーシを加工するとかえって遅くなってしまう傾向があるからです。
まてぃぇぅの場合VSであれば駆動関係(ギヤやシャーシ内部)は全くの無加工でいいと思いますし、MSやMAに関しても同じく無加工が一番いいと思っています。
FM-AとAR、スーパー2に関してはまだ深いところまでいじったことが無いので何とも言えませんが、駆動を見ただけで「ああ、こりゃ速くて当然だわ(汗」となるくらい駆動が見事に作られています。
このようなシャーシに関してはその他の要因で速度アップを図るのがいいかと思いますが、問題は旧型のシャーシを使っている場合。
スーパー1やTZシャーシなどは駆動に問題が多々ありますので加工や位置調整は必須になりますね。
まてぃぇぅ愛用のスーパーX系列も駆動効率は上位に入りますが、ちょいちょい加工してやると非常に良い駆動になったりします。
これに関しては挑戦してみたいという人は挑戦してみるのもいいと思います。
ですが、必ず「ノーマルでの駆動と、加工した時の駆動」で比較してみて下さいね?
ノーマルでの駆動の速さを知らないと加工したら速くなるのか、遅くなるのかという基準がわからなくなりますのでチューニングが迷宮入りします。俺のように。
・軽量化
軽さは速度にダイレクトに響きます。
モーターがう〇こでも電池がクソでも、極限まで軽ければ周りに肉薄するほどの速度で走ることも可能です。
まてぃぇぅのXは常に軽くすることを第一目標に作成しており、一年間で軽量化の研究を続けた結果、立体対策をバリバリしているマシンでも100g以下まで軽くすることができています。


作り始めた当初は120g程でしたから、20gは軽量化できていますね。
ミニ四駆の20gは物凄くデカいですよ。ネオチャンプが一本18g程度ありますから、電池一本減らしたのと同じくらいの差があります。
わかりやすい軽量化のやり方としては、プレート類などをカーボンプレートに変えていくのが一番わかりやすいですね。
ちょっと勘違いしている人がいますが、FRPとカーボンプレートを重量で比較した場合、カーボンプレートの方が軽量になります。
そしてFRPプレートよりも頑丈で変形しにくい・割れにくくなりますので、さらに削り込んで軽量化することができます。
こうやってカーボンで固めていくとマシンのコストはうなぎのぼりに高額になっていきますが、重量はガンガン軽くなっていきます(汗
また、ミニ四駆で重量の重いものランキングで見ていくと「電池」「モーター」「タイヤ」がトップ3となります。
なので後述するペラタイヤなどでタイヤのゴム部分を減らすことでかなりの軽量化になっていきます。
こうやって少しずつ少しずつ研ぎ澄ますように軽量化していくことで、塵も積もればなんとやらという訳ですね。
シャーシ肉抜きに関しては抜いていい部分と抜いちゃマズい部分があり、駆動に絡んでくる部分もありますので、その辺りは研究したり先人の知恵を借りるのもいいかもしれません。
軽量化を突き詰めたいというのであればデジタルスケール(デジタル秤)を購入しましょう。
0.01g単位で計測できるものが2000円ほどで購入できます。これが無いと軽量化の突き詰めは難しいです。
・各部品の精度・加工
ミニ四駆は大量生産品です。
特にタイヤに関しては工場出荷状態ではブレブレのガタガタですから、これを加工してやって真円に限りなく近くしてやるのが一番いいです。
最近の流行では「ペラタイヤ」としてタイヤを限りなく薄くして加工するのが定番ですね。
こうやってタイヤを精度よくしてやることでパワーは効率よく地面に伝わるようになりますから、速度は自然と出るようになります。
あとはギヤなども各部品でブレ・公差などがありますからそれをちょいちょい加工してやって精度を出してやったりすると速度は上がっていきます。
・部品の選別
これをやり始めるともう大変。お金と場所と時間がいくらあっても足りません(汗
まてぃぇぅは殆どやらない事ですが、最低限「真っ直ぐなドライブシャフト」だけは選別しています。
それ以外ですと「良く回るボールベアリング(ローラー)」「歪んでいないシャーシ」「ブレていないギヤ」「ブレていないホイール」等がありますね。
まぁ、これをやり始めてしまうと廃人となってしまいますのでホドホドでいいでしょう(汗
というか最初のうちはやらなくてもいいと思います。
・モーターパワー
これはミニ四駆の速度において重要な要素ですね。
いっくらシャーシやタイヤを精度良く作って部品を選別しても、モーターがヘロヘロだと本来の速度が出ません。
最近のパワーのあるモーターはアタリモーターとハズレモーターの落差が極端に激しいので、やっぱり速度を上げるには何個か買って一番速いものを選別することが必要になってきます。
あと、慣らしの仕方も重要になってきます。
パワーのあるスプリントダッシュやパワーダッシュ、マッハダッシュPRO等は慣らしの仕方で速度に大きな差が出ますので、良いモーターを作るには慣らしの仕方も勉強するのがいいと思います。
ここは各自勉強し経験を積んでいただきたい気持ちがあるので、具体的な方法は記載しないでおこうと思います。
最近ではYoutubeやホームページ・ブログ等で慣らし方法が腐るほど出てきますので色々試してみるのがいいと思います。
・電池のパワー
これは一番お金のかかるところでしょうかね・・・・(汗
電池と言いますが、それすなわち「ネオチャンプ(充電電池)の育成」の事です。
これは以前ネオチャンプの育成設定を記事にしたことがありますが、こういうちょっと凝った機材をそろえないと中々難しいものがあります。
入門用としてライトユーザー向けの充電器を一台購入してもいいと思いますが、それでも1万円程してしまいます。
電池の育成には機材とノウハウが必要になりますが、それでもバチッと作った電池は凄まじいパワーが出ます。
こういった電池の育成も廃人への第一歩となってしまいますので、やりたい方だけやればいいかと(汗
ここで言っている入門向け充電器、今買えるもので言うと
・YOKOMO YZ-114 PLUS
・イーグル模型 AC/DC CDC D2チャージャー
・HITEC X4 Advanced Pro
・HITEC X4 AdvancedⅡ・Ⅲ
・ISDT C4 Smart Charger
等が挙げられますね。
初心者向けで使いやすい物というとこの中ではC4チャージャーが一番おすすめです。
具体的な「平面での速度アップ」は以上ですかね。
次は「立体での制御」になりますが・・・・
これに関しては自分も実験・研究中であり、どんな方法がいいのか模索しています。
現在流行りのチューンと言えば・・・・
・ヒクオ
これは画像検索などで溢れるほど出てきますが、10年ほど前に登場した「提灯改造」を「より低い位置に」とした物です。
これの制振性、着地の安定さは非常に優れています。
・東北ダンパー
一時期より流行りだしたリヤに付けるスイング式マスダンパー。
簡単な作りでリヤのバウンドがかなり抑えられます。
これは簡単・コストも抑えられる・制振性もいいと優れた装備ですね。
この機構はタミヤからGUPとして販売しています。
・MSフレキ
MSシャーシ限定でのチューニング。
MSシャーシの分割できるシャーシ特性を利用し、その分割部を稼働可能にし、スプリング・ショックアブソバー(減衰システム)を組み込んだもの。
制振性はバツグンで、速度もMSシャーシの駆動効率の高さから非常に速く、現在主流の改造。
・ATバンパー
オートトラックバンパーの略で、ローラーを後ろ方向に稼働させるもの。
以前ロッキング対策としてXにも試験的に取り付けていました。
最近ではこれを前後上下に動かすことにより、立体セクション着地でCoしそうになった際にもローラーが動いてコース内に収まる、という仕組みが流行っています。
これに関してはまてぃぇぅは本気で作ったことが無く、前後方向は動かすことはできますが上下方向の動かし方がよくわかっていない状態ですので、その解説は割愛させてください(汗
・アンカーシステム
リアバンパーをスプリングとビス一本で支持し、ぐりんぐりん動かすもの。
これもATバンパーと同じく着地で引っかかりそうになった時に動いてコース内に留めるものですね。
また、もちろん前後左右にグリグリ動くダンパーであるので、スライドダンパーと同じく衝撃吸収の効果もあります。
「もうこれ以上どうすればいいかわからない!」というのであれば上記のような機構をまずは見よう見まねで組んでみるのもいいと思います。
MSフレキは動画や実際の走行で何度も見ていますが、驚異的な立体のクリア率を誇りますし、作るのがそれほど難しくなさそうです。
「加工とか怖くてできない・・・・失敗したらどうしよう・・・」と躊躇する必要はありません。
まぁ失敗したらその分お金がかかるかもしれませんが、なにも何十万も吹っ飛ぶわけじゃありませんし、なんでもトライしてみるのがいいと思いますよ。
なんだったら「サイドマスダンパーを極めてみる」のもいいと思いますし、さらに「マスダンパーレスでどれだけできるか挑戦してみる!」のもアリだと思いますよ!w
そうやって自分なりの「正解」と「失敗」を見つけていく、それがミニ四駆の楽しみ方であると思います。
まてぃぇぅの方針は一貫して
「Xで大会で上位に食い込む」
という事を第一目標として制作しています。
実際にレースに出場してみるとわかると思いますが、周りはMSフレキだらけ、本当に見渡す限りMSという状態ですからね(汗
そんな状況つまんねぇ!Xで旋風を巻き起こす!それがまてぃぇぅの方針です。
そんな感じでありますから「世間一般の常識・定番チューン」なんて適応できません。
上記MSフレキやATバンパー、アンカーシステムを詳細に解説できないのはこれが原因です(汗
もはやマシンがガラパゴス的に独自進化していっている、そう感じますねw
いいんです、ミニ四駆はどこまで行っても「遊び」「趣味」でありますから、(周りに迷惑をかけなければ)どんなことをしたっていいんです。
この記事でも書いていますが、一番大事なのは
マシンに愛情を注ぐこと
これです。
とりあえずこれ組んどきゃあいいだろー!ぱぱーっと組んでハイ完成!
というマシンは不思議と速くならないもの。
どうやればいいか考えて考えて、それでやっとこさ完成したマシンがコースを走る、そうやって愛情を込めてやればマシンは応えてくれるはずです。
さて、まてぃぇぅが言える基礎のような部分はこんなもんでしょうかね。
あと、ミニ四駆に関してはTwitter内での交流や新たな機構の発見などが盛んにおこなわれています。
通常のブログやホームページなどよりも掲載スピードや技術の進歩は速い傾向があるようなので、できればTwitter内でのミニ四駆情報はチェックしてみるといいかもしれません。
あと、ミニ四駆サーキット場の営業時間変更やコースレイアウト情報、最新情報の発表などをTwitterでのみ行っているお店が多々あります。
あのお店に行ってみたいけど、まだコースはあるかな?今日は営業時間は何時からやっているだろう?等の情報がいち早く閲覧できますので、ぜひそう言った情報はチェックすることが望ましいですね。
それではこれで「基礎編 2018年版」を一旦終わりたいと思います。
皆様も楽しんでミニ四駆やりましょうね!
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策
4.ブレーキについて 基礎知識編
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~
7.その後は・・・(この記事)
どーも皆様こんばんわ。まてぃぇぅでございます。
基礎編2018年版の最後の記事です。
文章ばっかりになってしまってウンザリしてしまうかもしれませんが(汗
テーマは
その後は・・・・・
前までの六つの記事を見て基礎の基礎は理解できたかと思いますが、その後に速さを追求していくと「これ以上速くするのはどうやったらいいんだよ!」という悩みにブチ当たるかと思います。
同時に「この速度でどうやってジャンプセクションを攻略すりゃあいいんだよ!」という悩みも出てくるかと思います。
ジャンプ以外の「平面の速度」の基本的な上昇には以下の要因が絡んできます。
・駆動効率の底上げ
・軽量化
・各部品の精度・加工
・部品の選別
・モーターパワー
・電池のパワー
解説していきます。
・駆動効率の底上げ
これは皆さん「抵抗抜き」や「ギヤ加工」を想像されるかと思います。
これは新しいシャーシ(FM-A、MA、AR、スーパー2、MS等)ではあまり気にしなくてもいいかもしれません。
と言うのもこれらの新しいシャーシでは駆動効率がタミヤで確立されており、ヘタにギヤやシャーシを加工するとかえって遅くなってしまう傾向があるからです。
まてぃぇぅの場合VSであれば駆動関係(ギヤやシャーシ内部)は全くの無加工でいいと思いますし、MSやMAに関しても同じく無加工が一番いいと思っています。
FM-AとAR、スーパー2に関してはまだ深いところまでいじったことが無いので何とも言えませんが、駆動を見ただけで「ああ、こりゃ速くて当然だわ(汗」となるくらい駆動が見事に作られています。
このようなシャーシに関してはその他の要因で速度アップを図るのがいいかと思いますが、問題は旧型のシャーシを使っている場合。
スーパー1やTZシャーシなどは駆動に問題が多々ありますので加工や位置調整は必須になりますね。
まてぃぇぅ愛用のスーパーX系列も駆動効率は上位に入りますが、ちょいちょい加工してやると非常に良い駆動になったりします。
これに関しては挑戦してみたいという人は挑戦してみるのもいいと思います。
ですが、必ず「ノーマルでの駆動と、加工した時の駆動」で比較してみて下さいね?
ノーマルでの駆動の速さを知らないと加工したら速くなるのか、遅くなるのかという基準がわからなくなりますのでチューニングが迷宮入りします。俺のように。
・軽量化
軽さは速度にダイレクトに響きます。
モーターがう〇こでも電池がクソでも、極限まで軽ければ周りに肉薄するほどの速度で走ることも可能です。
まてぃぇぅのXは常に軽くすることを第一目標に作成しており、一年間で軽量化の研究を続けた結果、立体対策をバリバリしているマシンでも100g以下まで軽くすることができています。


作り始めた当初は120g程でしたから、20gは軽量化できていますね。
ミニ四駆の20gは物凄くデカいですよ。ネオチャンプが一本18g程度ありますから、電池一本減らしたのと同じくらいの差があります。
わかりやすい軽量化のやり方としては、プレート類などをカーボンプレートに変えていくのが一番わかりやすいですね。
ちょっと勘違いしている人がいますが、FRPとカーボンプレートを重量で比較した場合、カーボンプレートの方が軽量になります。
そしてFRPプレートよりも頑丈で変形しにくい・割れにくくなりますので、さらに削り込んで軽量化することができます。
こうやってカーボンで固めていくとマシンのコストはうなぎのぼりに高額になっていきますが、重量はガンガン軽くなっていきます(汗
また、ミニ四駆で重量の重いものランキングで見ていくと「電池」「モーター」「タイヤ」がトップ3となります。
なので後述するペラタイヤなどでタイヤのゴム部分を減らすことでかなりの軽量化になっていきます。
こうやって少しずつ少しずつ研ぎ澄ますように軽量化していくことで、塵も積もればなんとやらという訳ですね。
シャーシ肉抜きに関しては抜いていい部分と抜いちゃマズい部分があり、駆動に絡んでくる部分もありますので、その辺りは研究したり先人の知恵を借りるのもいいかもしれません。
軽量化を突き詰めたいというのであればデジタルスケール(デジタル秤)を購入しましょう。
0.01g単位で計測できるものが2000円ほどで購入できます。これが無いと軽量化の突き詰めは難しいです。
・各部品の精度・加工
ミニ四駆は大量生産品です。
特にタイヤに関しては工場出荷状態ではブレブレのガタガタですから、これを加工してやって真円に限りなく近くしてやるのが一番いいです。
最近の流行では「ペラタイヤ」としてタイヤを限りなく薄くして加工するのが定番ですね。
こうやってタイヤを精度よくしてやることでパワーは効率よく地面に伝わるようになりますから、速度は自然と出るようになります。
あとはギヤなども各部品でブレ・公差などがありますからそれをちょいちょい加工してやって精度を出してやったりすると速度は上がっていきます。
・部品の選別
これをやり始めるともう大変。お金と場所と時間がいくらあっても足りません(汗
まてぃぇぅは殆どやらない事ですが、最低限「真っ直ぐなドライブシャフト」だけは選別しています。
それ以外ですと「良く回るボールベアリング(ローラー)」「歪んでいないシャーシ」「ブレていないギヤ」「ブレていないホイール」等がありますね。
まぁ、これをやり始めてしまうと廃人となってしまいますのでホドホドでいいでしょう(汗
というか最初のうちはやらなくてもいいと思います。
・モーターパワー
これはミニ四駆の速度において重要な要素ですね。
いっくらシャーシやタイヤを精度良く作って部品を選別しても、モーターがヘロヘロだと本来の速度が出ません。
最近のパワーのあるモーターはアタリモーターとハズレモーターの落差が極端に激しいので、やっぱり速度を上げるには何個か買って一番速いものを選別することが必要になってきます。
あと、慣らしの仕方も重要になってきます。
パワーのあるスプリントダッシュやパワーダッシュ、マッハダッシュPRO等は慣らしの仕方で速度に大きな差が出ますので、良いモーターを作るには慣らしの仕方も勉強するのがいいと思います。
ここは各自勉強し経験を積んでいただきたい気持ちがあるので、具体的な方法は記載しないでおこうと思います。
最近ではYoutubeやホームページ・ブログ等で慣らし方法が腐るほど出てきますので色々試してみるのがいいと思います。
・電池のパワー
これは一番お金のかかるところでしょうかね・・・・(汗
電池と言いますが、それすなわち「ネオチャンプ(充電電池)の育成」の事です。
これは以前ネオチャンプの育成設定を記事にしたことがありますが、こういうちょっと凝った機材をそろえないと中々難しいものがあります。
入門用としてライトユーザー向けの充電器を一台購入してもいいと思いますが、それでも1万円程してしまいます。
電池の育成には機材とノウハウが必要になりますが、それでもバチッと作った電池は凄まじいパワーが出ます。
こういった電池の育成も廃人への第一歩となってしまいますので、やりたい方だけやればいいかと(汗
ここで言っている入門向け充電器、今買えるもので言うと
・YOKOMO YZ-114 PLUS
・イーグル模型 AC/DC CDC D2チャージャー
・HITEC X4 Advanced Pro
・HITEC X4 AdvancedⅡ・Ⅲ
・ISDT C4 Smart Charger
等が挙げられますね。
初心者向けで使いやすい物というとこの中ではC4チャージャーが一番おすすめです。
具体的な「平面での速度アップ」は以上ですかね。
次は「立体での制御」になりますが・・・・
これに関しては自分も実験・研究中であり、どんな方法がいいのか模索しています。
現在流行りのチューンと言えば・・・・
・ヒクオ
これは画像検索などで溢れるほど出てきますが、10年ほど前に登場した「提灯改造」を「より低い位置に」とした物です。
これの制振性、着地の安定さは非常に優れています。
・東北ダンパー
一時期より流行りだしたリヤに付けるスイング式マスダンパー。
簡単な作りでリヤのバウンドがかなり抑えられます。
これは簡単・コストも抑えられる・制振性もいいと優れた装備ですね。
この機構はタミヤからGUPとして販売しています。
・MSフレキ
MSシャーシ限定でのチューニング。
MSシャーシの分割できるシャーシ特性を利用し、その分割部を稼働可能にし、スプリング・ショックアブソバー(減衰システム)を組み込んだもの。
制振性はバツグンで、速度もMSシャーシの駆動効率の高さから非常に速く、現在主流の改造。
・ATバンパー
オートトラックバンパーの略で、ローラーを後ろ方向に稼働させるもの。
以前ロッキング対策としてXにも試験的に取り付けていました。
最近ではこれを前後上下に動かすことにより、立体セクション着地でCoしそうになった際にもローラーが動いてコース内に収まる、という仕組みが流行っています。
これに関してはまてぃぇぅは本気で作ったことが無く、前後方向は動かすことはできますが上下方向の動かし方がよくわかっていない状態ですので、その解説は割愛させてください(汗
・アンカーシステム
リアバンパーをスプリングとビス一本で支持し、ぐりんぐりん動かすもの。
これもATバンパーと同じく着地で引っかかりそうになった時に動いてコース内に留めるものですね。
また、もちろん前後左右にグリグリ動くダンパーであるので、スライドダンパーと同じく衝撃吸収の効果もあります。
「もうこれ以上どうすればいいかわからない!」というのであれば上記のような機構をまずは見よう見まねで組んでみるのもいいと思います。
MSフレキは動画や実際の走行で何度も見ていますが、驚異的な立体のクリア率を誇りますし、作るのがそれほど難しくなさそうです。
「加工とか怖くてできない・・・・失敗したらどうしよう・・・」と躊躇する必要はありません。
まぁ失敗したらその分お金がかかるかもしれませんが、なにも何十万も吹っ飛ぶわけじゃありませんし、なんでもトライしてみるのがいいと思いますよ。
なんだったら「サイドマスダンパーを極めてみる」のもいいと思いますし、さらに「マスダンパーレスでどれだけできるか挑戦してみる!」のもアリだと思いますよ!w
そうやって自分なりの「正解」と「失敗」を見つけていく、それがミニ四駆の楽しみ方であると思います。
まてぃぇぅの方針は一貫して
「Xで大会で上位に食い込む」
という事を第一目標として制作しています。
実際にレースに出場してみるとわかると思いますが、周りはMSフレキだらけ、本当に見渡す限りMSという状態ですからね(汗
そんな状況つまんねぇ!Xで旋風を巻き起こす!それがまてぃぇぅの方針です。
そんな感じでありますから「世間一般の常識・定番チューン」なんて適応できません。
上記MSフレキやATバンパー、アンカーシステムを詳細に解説できないのはこれが原因です(汗
もはやマシンがガラパゴス的に独自進化していっている、そう感じますねw
いいんです、ミニ四駆はどこまで行っても「遊び」「趣味」でありますから、(周りに迷惑をかけなければ)どんなことをしたっていいんです。
この記事でも書いていますが、一番大事なのは
マシンに愛情を注ぐこと
これです。
とりあえずこれ組んどきゃあいいだろー!ぱぱーっと組んでハイ完成!
というマシンは不思議と速くならないもの。
どうやればいいか考えて考えて、それでやっとこさ完成したマシンがコースを走る、そうやって愛情を込めてやればマシンは応えてくれるはずです。
さて、まてぃぇぅが言える基礎のような部分はこんなもんでしょうかね。
あと、ミニ四駆に関してはTwitter内での交流や新たな機構の発見などが盛んにおこなわれています。
通常のブログやホームページなどよりも掲載スピードや技術の進歩は速い傾向があるようなので、できればTwitter内でのミニ四駆情報はチェックしてみるといいかもしれません。
あと、ミニ四駆サーキット場の営業時間変更やコースレイアウト情報、最新情報の発表などをTwitterでのみ行っているお店が多々あります。
あのお店に行ってみたいけど、まだコースはあるかな?今日は営業時間は何時からやっているだろう?等の情報がいち早く閲覧できますので、ぜひそう言った情報はチェックすることが望ましいですね。
それではこれで「基礎編 2018年版」を一旦終わりたいと思います。
皆様も楽しんでミニ四駆やりましょうね!
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コメント
No title
>ハイタイドさん
どもども~!
何事にも挑戦する心、そして失敗したら「どうして失敗したんだろう?どうやったらもっと良くなるだろう?」と考えること、それが一番大事ですね。
ミニ四駆ほど創意工夫に溢れたホビーって中々ないですし、そういう試行錯誤をしていくのが一番楽しいですね!
最近ちょっとクセモノなのがモーターですね・・・・
昔はダッシュ系モーターはみんな安定して凄まじいパワーを誇っていましたが、最近ですと「パワーダッシュなのにHD3並みの速度しか出ない」とかハズレがひどい状況となっていますね(汗
モーターは基本改造禁止ですからこればっかりはどうしようもない所が辛いですね・・・・
どもども~!
何事にも挑戦する心、そして失敗したら「どうして失敗したんだろう?どうやったらもっと良くなるだろう?」と考えること、それが一番大事ですね。
ミニ四駆ほど創意工夫に溢れたホビーって中々ないですし、そういう試行錯誤をしていくのが一番楽しいですね!
最近ちょっとクセモノなのがモーターですね・・・・
昔はダッシュ系モーターはみんな安定して凄まじいパワーを誇っていましたが、最近ですと「パワーダッシュなのにHD3並みの速度しか出ない」とかハズレがひどい状況となっていますね(汗
モーターは基本改造禁止ですからこればっかりはどうしようもない所が辛いですね・・・・
はじめまして!
息子(4歳)がYouTubeでレッツゴーにハマり、ミニ四駆に戻ってきた母親です。
夫もハマり、親子で毎週コースに通っています。COばかりで息子が飽きてしまったマックスブレイカーを復活させたくてまてぃぇぅさんのブログを見つけました!
夫はエアロアバンテ(AR)とデクロス(MA)息子はバンガードソニック(AR)です。
私は第一次ブーム?の頃、昔セイントドラゴンをほぼノーマルで走らせていただけの素人ですが、なんとかXでCOせずに早いマシンを作り、地元のジュニアレースで勝たせてあげたいと思っています!
まてぃぇぅさんの基本記事、とても参考になりました。
でも素人にはやっぱりまだ難しいところもあります。
ぼくのかんがえたさいきょうXしゃーし!
これを参考にしたいと思っていたのですが時代的に合わないでしょうか?
2019年度版のXの初心者オススメセッティングを教えて欲しいです!
ボディはマックスブレイカーcx09を追加で用意しました!
息子(4歳)がYouTubeでレッツゴーにハマり、ミニ四駆に戻ってきた母親です。
夫もハマり、親子で毎週コースに通っています。COばかりで息子が飽きてしまったマックスブレイカーを復活させたくてまてぃぇぅさんのブログを見つけました!
夫はエアロアバンテ(AR)とデクロス(MA)息子はバンガードソニック(AR)です。
私は第一次ブーム?の頃、昔セイントドラゴンをほぼノーマルで走らせていただけの素人ですが、なんとかXでCOせずに早いマシンを作り、地元のジュニアレースで勝たせてあげたいと思っています!
まてぃぇぅさんの基本記事、とても参考になりました。
でも素人にはやっぱりまだ難しいところもあります。
ぼくのかんがえたさいきょうXしゃーし!
これを参考にしたいと思っていたのですが時代的に合わないでしょうか?
2019年度版のXの初心者オススメセッティングを教えて欲しいです!
ボディはマックスブレイカーcx09を追加で用意しました!
No title
>のっくさん
はじめまして!ようこそ一匹狼へw
>なんとかXでCOせずに早いマシンを作り、地元のジュニアレースで勝たせてあげたいと思っています!
おお、Xで入賞を狙うというのはこちらとしてもうれしいですねw
・・・・ですが、できれば(お子様の年齢にもよりますが)お子様にアドバイスする程度に抑えておき、組み立て等はお子様自身でして頂いた方が勉強にもなるし、その子の為にもなるかと思います(汗
(一応公式ルールでも「競技車は選手が自分で組み立てたものに限ります」というルールがありますし)
余計なお世話であるなら申し訳ありませんm(_ _)m
>ぼくのかんがえたさいきょうXしゃーし!
>これを参考にしたいと思っていたのですが時代的に合わないでしょうか?
う~ん、仰る通り、かなり合わないと思います(汗
このXはジャンプセクションの無い所謂「フラットレイアウト」を走らせるように作ったものですので、現代のコースで走らせるのにはかなり無理があると思います。
それにXとなると取付穴が現代基準で考えますとかなり少ないので、立体対策をするのにちょっと難儀かもしれませんね・・・・(汗
同じX系列であるスーパーXXシャーシでしたら取付穴が豊富にありますので、「ミニ四駆の基礎 Ver,2018」にて①~⑦まで同じようにセットしていけば自然と基本セッティングができると思います。
はじめまして!ようこそ一匹狼へw
>なんとかXでCOせずに早いマシンを作り、地元のジュニアレースで勝たせてあげたいと思っています!
おお、Xで入賞を狙うというのはこちらとしてもうれしいですねw
・・・・ですが、できれば(お子様の年齢にもよりますが)お子様にアドバイスする程度に抑えておき、組み立て等はお子様自身でして頂いた方が勉強にもなるし、その子の為にもなるかと思います(汗
(一応公式ルールでも「競技車は選手が自分で組み立てたものに限ります」というルールがありますし)
余計なお世話であるなら申し訳ありませんm(_ _)m
>ぼくのかんがえたさいきょうXしゃーし!
>これを参考にしたいと思っていたのですが時代的に合わないでしょうか?
う~ん、仰る通り、かなり合わないと思います(汗
このXはジャンプセクションの無い所謂「フラットレイアウト」を走らせるように作ったものですので、現代のコースで走らせるのにはかなり無理があると思います。
それにXとなると取付穴が現代基準で考えますとかなり少ないので、立体対策をするのにちょっと難儀かもしれませんね・・・・(汗
同じX系列であるスーパーXXシャーシでしたら取付穴が豊富にありますので、「ミニ四駆の基礎 Ver,2018」にて①~⑦まで同じようにセットしていけば自然と基本セッティングができると思います。
早々にお返事ありがとうございました!
息子は4歳なのでまだ作るのは難しいですが、そもそもレースの意義は自分で!そりゃそうですよね(`・д・´)
すっかり親が夢中になっておりました…。
スーパーXXはまだ見てないですが調べてみます!
基本記事参考にします!
ありがとうございました!
息子は4歳なのでまだ作るのは難しいですが、そもそもレースの意義は自分で!そりゃそうですよね(`・д・´)
すっかり親が夢中になっておりました…。
スーパーXXはまだ見てないですが調べてみます!
基本記事参考にします!
ありがとうございました!
No title
>のっくさん
4歳!それは自分で組み立てるというのは難しいですね!(汗
失礼しました・・・・それですと逆に組み立ててあげないと危ないかもしれませんね(;´∀`)
ちなみに知人のお子さんは6歳である程度組み立てられるようになってきたくらいなので、今は思い切り走らせる楽しさを教えてあげるのがいいかもしれません(^-^)
スーパーXXでしたら殆どXと同じ形をしていますので、同じ感覚で作ることができますよ。
基本セットは
・ファーストトライパーツセット
・フロントアンダーガード
・ARシャーシ ブレーキセット
・サイドマスダンパーセット(AR用でもMA用でも付くはず)
この4つですね。
4歳!それは自分で組み立てるというのは難しいですね!(汗
失礼しました・・・・それですと逆に組み立ててあげないと危ないかもしれませんね(;´∀`)
ちなみに知人のお子さんは6歳である程度組み立てられるようになってきたくらいなので、今は思い切り走らせる楽しさを教えてあげるのがいいかもしれません(^-^)
スーパーXXでしたら殆どXと同じ形をしていますので、同じ感覚で作ることができますよ。
基本セットは
・ファーストトライパーツセット
・フロントアンダーガード
・ARシャーシ ブレーキセット
・サイドマスダンパーセット(AR用でもMA用でも付くはず)
この4つですね。
コメントの投稿
やっぱりなんでも恐れずに挑戦する改造する心が大事みたいですねー
自分は今までやらない範囲がかなり多かったので(特に駆動とモーター)、NEXTレベルを目指していこうと勇気を貰いました!!