HITEC X4Advanced Proを「MC3000」として使う
どうもまてぃぇぅです。
今回は、ミニ四レーサーの間でも大人気であるHITEC X4 Advanced Proについて書きたいと思います。
すみません、文字ばっかりになるかと思いますがご了承願えればと思います(汗)

さて、このX4 Advancedですが、ミニ四レーサーの中でもかなり人気が高く、街角サーキットなどに行くと必ずと言っていいほど持っている人がいるかと思います(または同じくHITECのX4 AdvancedⅡ)。
この充電器の一番の特徴と言えばスマートフォンで制御でき、充電放電が行えるという所でしょう。
加えてスマートフォンで設定を行うと所謂「絞り放電」を行うことが出来るので、バッテリーの電力をスッパリ抜くことが出来る非常に優秀な充電器です。
X4以外で絞り放電が出来る放電器と言えばKエンジニアリングのFORTRESSくらいしか知りません。
しかし、この充電器、ある問題を抱えています。
HITECジャパンのやる気が無さすぎるという事です・・・・(汗
この充電器は2016年発売ですが、その間スマートフォン用アプリのアップデートや本体ファームウェアのアップデートの告知などが全くされておらず、ソフトウェア側が発売時そのままの状態となっているのです。
なぜそんな話をするのかと言いますと、このX4 Advanced Pro、あるメーカーのOEM製品だからです。
そのメーカーはSkyRC。
SkyRCではMC3000という製品名で販売されており、X4 Advanced Proが日本国内販売される前に使用していた人が少数いたようです。
ちなみにX4 AdvancedⅡは、SkyRCでは「NC2600」という名前で販売しています。
SkyRCではソフトウェアアップデート・ファームウェアアップデートが頻繁にされており、特にスマートフォン用アプリは非常に良くなっています。
実際に繋げてみましょう。

自分のスマートフォンはAndroidですので、GooglePlayからダウンロードしました。
アプリ検索で「SkyRC」や「MC3000」と検索すれば出てくるはず・・・・
この事に関して、ブログの読者の方からメールを頂き、「自分は接続できないのですが、まてぃぇぅさんはどうやって繋げているのですか?」という質問を頂きました。
自分の場合は通常のX4 Advanced Proと同様のやり方で接続できており、読者の方は失敗しており、自分は接続が成功しています。
ここで気になったのはAndroidのバージョンが違うこと。
自分のスマホは京セラの初代トルクという機種であり、Androidバージョンが4.4.2と非常に古い物になるのです。
対して読者さんのAndroidバージョンは7.0。もしかしたらAndroidのバージョンが新しすぎる物は接続できないのかもしれません。
この問題はソフトウェア側で対応してもらうしかなさそうですね・・・・
もしくは中古で古い機種のAndroid端末を購入し接続してみるとか・・・・どうしてもつなげたいと言うことであればそういった事も必要になってくるかもしれません。
さて、接続してみると、このような画面になります。

ほぼX4と変わらないメニュー画面ですが、上のタイトルがMC3000となっていますね。
操作感に関してはX4とほぼ同じで操作できます。
ただ、充放電プログラム保存画面が少々変わっています。

このように「プログラムごとにプログラム名を決める」というX4の方式ではなく、バッテリー種類とプログラム内容が表示される方式になっています。
ここは好みが分かれるところですが、自分としてはこっちの方が好きですかね。
あと、充放電の動作に関してもX4用アプリとMC3000用アプリで少々違いがあります。
1.放熱ファンの動作が違う
X4用アプリの場合、本体温度が段々上がっていくと「ジジジジジ・・・・」とファンが動作し始め、本体温度に応じてファンが可変的に動作しますよね。
MC3000用アプリの場合、本体温度が一定温度に達した瞬間に「フォオオオオオオン!」と最高速度で回転し始めます。
そして一定温度を下回るとフッとファンが止まる仕様です。
個人的にX4用アプリの動作方法ですと低回転時のファンの動作音が高周波を発して耳障りだったので、この変更は歓迎しますねw
2.放電の絞りが正確になる
X4用アプリで絞り放電をするとどうも動作が鈍いというか、狙ったバッテリー電圧よりも低い電圧まで放電しちゃう感じだったんですよね。
ネオチャンプで絞り放電をすると、充電終了電圧を0.9Vに設定しておいても0.5V程まで落ちちゃったり。放電電流を制御するのが鈍いんです。
MC3000用アプリにしたとたんその現象は改善され、終了電圧の0.9Vでバチッと安定して絞っていきます。
これはありがたいですね。
3.Bluetoothが自動でONにならない
これはちょっと不便ですね(汗
X4アプリではアプリを起動させると自動でBluetoothがONになり、アプリを終了させると自動でOFFになっていたのですが、MC3000アプリの場合手動でON・OFFを切り替えなくてはいけません。
BluetoothがOFFのままアプリを起動させるとエラーで強制終了しますね。
4.接続が正確になった
これは上記Bluetoothのことに関係してくるのかもしれませんが、X4アプリでは本体とスマホを接続させるときに接続が失敗したり接続が不安定なことがあったのですが、MC3000アプリではほぼ確実に本体とスマホを接続できます。
加えて、接続までの時間が早く、こちらはストレスが大幅に減りましたw
以上、大きな変化はこの四点でしょうか。
とにかくMC3000用アプリになって細かいバグが消されているようなので、現在X4 Advanced Proを使用している人はMC3000用を試してみることをオススメしておきます。
それから、X4にはUSBポートがあるにもかかわらず、説明書や公式サイトにはそのことには一切触れられていないんですよね(汗
これもMC3000ではちゃんと意味のあるポートであり、このポートでPCと接続することが出来ます。
PCと接続することにより、
1.ファームウェアアップデートが出来るようになる
2.PC用ソフトが使えるようになる
という利点があります。
1のファームウェアですが、簡単に言うとX4本体の基礎ソフトウェアのような物、と考えればいいでしょう。
充電電流を制御したり、プログラムを動かしたり・・・といった根本的な制御をするのがファームウェアと考えてしまっていいと思います(専門的な話になるとちょっと意味合いが違うかもしれませんが(汗))
このファームウェアのアップデートがPCを通して行えるようになります。
ファームウェアアップデートをすることによって、将来的には放電電流がもっと流せるようになるとか、充電の制御がもっと細かく出来るようになるとか、そういった進化を遂げるかもしれません(あくまで予想なので、絶対に大きく変わる!ということは保障できません(汗))
2のPC用ソフトですが、なんとMC3000はPC用のモニタリングソフトを使用できるんです。

これを使用するとPC上で放電・充電グラフを監視できるようになりますし、管理もしやすくなると思います。
各ソフトウェアなどはMC3000のホームページの「Download」のところからダウンロードできます。


ここで注意点ですが、PCとX4 Advanced Proを接続する場合、接続環境が少々シビアになるようです。
どうやら、USBケーブルの長さをなるべく短く、品質のいいものを使用し、PCとX4の間にUSBハブ等を挟んではいけない・・・・と、接続品質を良くする必要があるとの事です。
読者さんは15cmのUSBケーブルを使用して接続成功したとの事ですが、自分はまだ成功していません。
USBケーブルの長さが接続成功に関わってくるなんてむか~しの機器のようですが、とにかくUSBケーブルを短く高品質な物にするといいようです。
そんなこんなでX4の活用を書いてみた訳ですが、ホントHITECジャパンにはどうにかして欲しいもんです。
本家MC3000は着々とソフトウェアをアップデートしているのに、HITECは発売から放置されていますもんね・・・・(汗
皆さんも試してみてください。
※追記
PCとの接続に成功しました。
今回は、ミニ四レーサーの間でも大人気であるHITEC X4 Advanced Proについて書きたいと思います。
すみません、文字ばっかりになるかと思いますがご了承願えればと思います(汗)

さて、このX4 Advancedですが、ミニ四レーサーの中でもかなり人気が高く、街角サーキットなどに行くと必ずと言っていいほど持っている人がいるかと思います(または同じくHITECのX4 AdvancedⅡ)。
この充電器の一番の特徴と言えばスマートフォンで制御でき、充電放電が行えるという所でしょう。
加えてスマートフォンで設定を行うと所謂「絞り放電」を行うことが出来るので、バッテリーの電力をスッパリ抜くことが出来る非常に優秀な充電器です。
X4以外で絞り放電が出来る放電器と言えばKエンジニアリングのFORTRESSくらいしか知りません。
しかし、この充電器、ある問題を抱えています。
HITECジャパンのやる気が無さすぎるという事です・・・・(汗
この充電器は2016年発売ですが、その間スマートフォン用アプリのアップデートや本体ファームウェアのアップデートの告知などが全くされておらず、ソフトウェア側が発売時そのままの状態となっているのです。
なぜそんな話をするのかと言いますと、このX4 Advanced Pro、あるメーカーのOEM製品だからです。
そのメーカーはSkyRC。
SkyRCではMC3000という製品名で販売されており、X4 Advanced Proが日本国内販売される前に使用していた人が少数いたようです。
ちなみにX4 AdvancedⅡは、SkyRCでは「NC2600」という名前で販売しています。
SkyRCではソフトウェアアップデート・ファームウェアアップデートが頻繁にされており、特にスマートフォン用アプリは非常に良くなっています。
実際に繋げてみましょう。

自分のスマートフォンはAndroidですので、GooglePlayからダウンロードしました。
アプリ検索で「SkyRC」や「MC3000」と検索すれば出てくるはず・・・・
この事に関して、ブログの読者の方からメールを頂き、「自分は接続できないのですが、まてぃぇぅさんはどうやって繋げているのですか?」という質問を頂きました。
自分の場合は通常のX4 Advanced Proと同様のやり方で接続できており、読者の方は失敗しており、自分は接続が成功しています。
ここで気になったのはAndroidのバージョンが違うこと。
自分のスマホは京セラの初代トルクという機種であり、Androidバージョンが4.4.2と非常に古い物になるのです。
対して読者さんのAndroidバージョンは7.0。もしかしたらAndroidのバージョンが新しすぎる物は接続できないのかもしれません。
この問題はソフトウェア側で対応してもらうしかなさそうですね・・・・
もしくは中古で古い機種のAndroid端末を購入し接続してみるとか・・・・どうしてもつなげたいと言うことであればそういった事も必要になってくるかもしれません。
さて、接続してみると、このような画面になります。

ほぼX4と変わらないメニュー画面ですが、上のタイトルがMC3000となっていますね。
操作感に関してはX4とほぼ同じで操作できます。
ただ、充放電プログラム保存画面が少々変わっています。

このように「プログラムごとにプログラム名を決める」というX4の方式ではなく、バッテリー種類とプログラム内容が表示される方式になっています。
ここは好みが分かれるところですが、自分としてはこっちの方が好きですかね。
あと、充放電の動作に関してもX4用アプリとMC3000用アプリで少々違いがあります。
1.放熱ファンの動作が違う
X4用アプリの場合、本体温度が段々上がっていくと「ジジジジジ・・・・」とファンが動作し始め、本体温度に応じてファンが可変的に動作しますよね。
MC3000用アプリの場合、本体温度が一定温度に達した瞬間に「フォオオオオオオン!」と最高速度で回転し始めます。
そして一定温度を下回るとフッとファンが止まる仕様です。
個人的にX4用アプリの動作方法ですと低回転時のファンの動作音が高周波を発して耳障りだったので、この変更は歓迎しますねw
2.放電の絞りが正確になる
X4用アプリで絞り放電をするとどうも動作が鈍いというか、狙ったバッテリー電圧よりも低い電圧まで放電しちゃう感じだったんですよね。
ネオチャンプで絞り放電をすると、充電終了電圧を0.9Vに設定しておいても0.5V程まで落ちちゃったり。放電電流を制御するのが鈍いんです。
MC3000用アプリにしたとたんその現象は改善され、終了電圧の0.9Vでバチッと安定して絞っていきます。
これはありがたいですね。
3.Bluetoothが自動でONにならない
これはちょっと不便ですね(汗
X4アプリではアプリを起動させると自動でBluetoothがONになり、アプリを終了させると自動でOFFになっていたのですが、MC3000アプリの場合手動でON・OFFを切り替えなくてはいけません。
BluetoothがOFFのままアプリを起動させるとエラーで強制終了しますね。
4.接続が正確になった
これは上記Bluetoothのことに関係してくるのかもしれませんが、X4アプリでは本体とスマホを接続させるときに接続が失敗したり接続が不安定なことがあったのですが、MC3000アプリではほぼ確実に本体とスマホを接続できます。
加えて、接続までの時間が早く、こちらはストレスが大幅に減りましたw
以上、大きな変化はこの四点でしょうか。
とにかくMC3000用アプリになって細かいバグが消されているようなので、現在X4 Advanced Proを使用している人はMC3000用を試してみることをオススメしておきます。
それから、X4にはUSBポートがあるにもかかわらず、説明書や公式サイトにはそのことには一切触れられていないんですよね(汗
これもMC3000ではちゃんと意味のあるポートであり、このポートでPCと接続することが出来ます。
PCと接続することにより、
1.ファームウェアアップデートが出来るようになる
2.PC用ソフトが使えるようになる
という利点があります。
1のファームウェアですが、簡単に言うとX4本体の基礎ソフトウェアのような物、と考えればいいでしょう。
充電電流を制御したり、プログラムを動かしたり・・・といった根本的な制御をするのがファームウェアと考えてしまっていいと思います(専門的な話になるとちょっと意味合いが違うかもしれませんが(汗))
このファームウェアのアップデートがPCを通して行えるようになります。
ファームウェアアップデートをすることによって、将来的には放電電流がもっと流せるようになるとか、充電の制御がもっと細かく出来るようになるとか、そういった進化を遂げるかもしれません(あくまで予想なので、絶対に大きく変わる!ということは保障できません(汗))
2のPC用ソフトですが、なんとMC3000はPC用のモニタリングソフトを使用できるんです。

これを使用するとPC上で放電・充電グラフを監視できるようになりますし、管理もしやすくなると思います。
各ソフトウェアなどはMC3000のホームページの「Download」のところからダウンロードできます。


ここで注意点ですが、PCとX4 Advanced Proを接続する場合、接続環境が少々シビアになるようです。
どうやら、USBケーブルの長さをなるべく短く、品質のいいものを使用し、PCとX4の間にUSBハブ等を挟んではいけない・・・・と、接続品質を良くする必要があるとの事です。
読者さんは15cmのUSBケーブルを使用して接続成功したとの事ですが、自分はまだ成功していません。
USBケーブルの長さが接続成功に関わってくるなんてむか~しの機器のようですが、とにかくUSBケーブルを短く高品質な物にするといいようです。
そんなこんなでX4の活用を書いてみた訳ですが、ホントHITECジャパンにはどうにかして欲しいもんです。
本家MC3000は着々とソフトウェアをアップデートしているのに、HITECは発売から放置されていますもんね・・・・(汗
皆さんも試してみてください。
※追記
PCとの接続に成功しました。
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タミヤプラモデルファクトリー突撃!
タミヤプラモデルファクトリー新橋(以下TPF)へ行ってきました。
どうもまてぃぇぅです。
さて、どうしていきなりTPFへ行こうかと思い立ったかというと・・・・
Type-3系統であるトラッキンシャーシのギア関係は少々特殊であり、特にフロントクラウンギア・モーターピニオンギアに関しては専用品というシロモノなんですね(汗
そんなこんなでこの二つのギアが欠けてしまったり傷んでしまうとかなりの窮地に追い込まれるんです。
マシンガレージでも紹介している本気のトラッキンですが、これも走行を重ねているうちにフロント水色クラウンギアがかなり傷んでしまい、寿命となってしまいました。

ピンボケしていますが(汗)ギアの歯が減ってしまって危ない状態ですね・・・・。
もはやType-3用ギアなんて売っていないし手に入れるにはヤフオクしかない・・・・なんて考えていたところ、TPFでType-1用ギアセットが売っているという情報を思い出しました。
Type-1用ギアとType-3用ギアがほぼ共通の為、これを買えばメンテが出来るようになります。
そんなこんなでTPFに行ってきたんです。
交通手段はいつも通り原付。
ただし今回はひっさしぶりにWolf君を起動させましたw

たまには乗ってやらないとね( ´∀`)
ナビを頼りにTPFへ到着すると・・・・・
え!?こんな角っこにあるの!?
(写真は撮れませんでした(汗))
車はおろか、原付でさえ駐車するスペースがありません(大汗)
迷いましたが、付近のバイク用駐車場をGoogleナビで検索し、そこへ駐車しました。
さてさて、さっそく店内を物色しますが・・・・・
流石TAMIYA直営店だけあって、凄い・・・・
圧倒されました。
パーツばら売りは勿論、各ボディばら売りがあるのは非常にありがたいですね。
そんな中、目的の物を探し出し、購入してきました。
今回の購入物。

・Type-1用ギアセット × 3

これは一番に手に取りましたね。
棚の脇の端っこの一番下の超分かりにくい場所に吊るしてありましたw
どうやらType-1関係のパーツはまだ生産しているという事です。
Type-3も継続的に生産してほしいところですが、贅沢は言えません。むしろType-1のパーツの生産が続いていることに心から感謝しました。
・Type-1用金具・ギアセット

これはターミナルの確保とギアの確保で購入しました。これもわかりにくい場所に・・・・(汗
あとで思ったことなのですが、これをたくさん買っておけばモーターピニオンと水色クラウンギアの両方を確保できたじゃないか、と後悔しましたね(汗
上のギアセットにはモーターピニオンが付属していませんから・・・・
・Type-1シャーシ

これは正直記念と言ってもいいでしょうw
Type-1シャーシ、実は一回も触ったことが無いのです。これを機に一回は手に入れておこうという事で購入。
この他、古いシャーシの単品としてはType-2・Type-5を確認しました。
Type-2シャーシも買って行こうかな・・・・と考えましたが、恐らく買っても組み立てない可能性が高いと思い、Type-1シャーシだけとしました。
さてさてそんなこんなでTPFの感想ですが、とにかく凄い場所でしたね。
直営店ならではの品ぞろえの豊富さ、そして古いシャーシまでそろえてある懐の広さ、圧倒されました。
またType-3関係のパーツが必要になったら行きましょうかね。
どうもまてぃぇぅです。
さて、どうしていきなりTPFへ行こうかと思い立ったかというと・・・・
Type-3系統であるトラッキンシャーシのギア関係は少々特殊であり、特にフロントクラウンギア・モーターピニオンギアに関しては専用品というシロモノなんですね(汗
そんなこんなでこの二つのギアが欠けてしまったり傷んでしまうとかなりの窮地に追い込まれるんです。
マシンガレージでも紹介している本気のトラッキンですが、これも走行を重ねているうちにフロント水色クラウンギアがかなり傷んでしまい、寿命となってしまいました。

ピンボケしていますが(汗)ギアの歯が減ってしまって危ない状態ですね・・・・。
もはやType-3用ギアなんて売っていないし手に入れるにはヤフオクしかない・・・・なんて考えていたところ、TPFでType-1用ギアセットが売っているという情報を思い出しました。
Type-1用ギアとType-3用ギアがほぼ共通の為、これを買えばメンテが出来るようになります。
そんなこんなでTPFに行ってきたんです。
交通手段はいつも通り原付。
ただし今回はひっさしぶりにWolf君を起動させましたw

たまには乗ってやらないとね( ´∀`)
ナビを頼りにTPFへ到着すると・・・・・
え!?こんな角っこにあるの!?
(写真は撮れませんでした(汗))
車はおろか、原付でさえ駐車するスペースがありません(大汗)
迷いましたが、付近のバイク用駐車場をGoogleナビで検索し、そこへ駐車しました。
さてさて、さっそく店内を物色しますが・・・・・
流石TAMIYA直営店だけあって、凄い・・・・
圧倒されました。
パーツばら売りは勿論、各ボディばら売りがあるのは非常にありがたいですね。
そんな中、目的の物を探し出し、購入してきました。
今回の購入物。

・Type-1用ギアセット × 3

これは一番に手に取りましたね。
棚の脇の端っこの一番下の超分かりにくい場所に吊るしてありましたw
どうやらType-1関係のパーツはまだ生産しているという事です。
Type-3も継続的に生産してほしいところですが、贅沢は言えません。むしろType-1のパーツの生産が続いていることに心から感謝しました。
・Type-1用金具・ギアセット

これはターミナルの確保とギアの確保で購入しました。これもわかりにくい場所に・・・・(汗
あとで思ったことなのですが、これをたくさん買っておけばモーターピニオンと水色クラウンギアの両方を確保できたじゃないか、と後悔しましたね(汗
上のギアセットにはモーターピニオンが付属していませんから・・・・
・Type-1シャーシ

これは正直記念と言ってもいいでしょうw
Type-1シャーシ、実は一回も触ったことが無いのです。これを機に一回は手に入れておこうという事で購入。
この他、古いシャーシの単品としてはType-2・Type-5を確認しました。
Type-2シャーシも買って行こうかな・・・・と考えましたが、恐らく買っても組み立てない可能性が高いと思い、Type-1シャーシだけとしました。
さてさてそんなこんなでTPFの感想ですが、とにかく凄い場所でしたね。
直営店ならではの品ぞろえの豊富さ、そして古いシャーシまでそろえてある懐の広さ、圧倒されました。
またType-3関係のパーツが必要になったら行きましょうかね。
白X 「Silver Bullet」
マシンガレージ41台目。
ホワイトX 「Silver Bullet」

以前のピンクXXからパーツをホワイトXへと移植していたのですが、「この装備・・・・シルバーボディが似合いそうだな」と考えておりました。
そこでボディをシルバーのウイニングバードとし、フロントキャッチャー提灯を引っ提げてリニューアルしてみました。
うむ、かっこいい(自画自賛)
上面

下面

前から

以前まではTMブレーキを用いて結構強めのブレーキングをしていたのですが、イエローサブマリン戸田美女木店の高速レイアウト以外であればそんなに強いブレーキはいらないのでは?と考え、フロントアンダープレートはカーボンプレート(カド落とし加工済み)+マルチテープのみのセットとしています。
どうやらこの目論見は正解のようで、リアブレーキの調整だけで広範囲に対応できそうです。
後ろ

左右


この辺りはいつも通りですかね?
フロント回り

夏みかんVS以来のキャッチャー提灯です。
夏みかんVSの挙動を見てみると、ウエーブ等のマシンの振られるセクションでは少々不安定になるのですが、バツグンの安定性を見せていました。
そこでキャッチャーを分割せずに一枚で支えとし、カーボンプレートを接続して提灯としてみました。
こりゃあいいですよ。
軽い・安い・作るのカンタン・壊れない・ちょうどいい弾力・・・加えて効果もある、と、いいことずくめです。
欠点と言えば、カーボンプレートやFRP等でバチッと作ってあるマシンに比べて貧相でダサいってところですかね(泣)
また、カーボンプレートの接続部分は皿ビスを使用してシャーシ接触面とツライチにしています。

夏みかんVSはこの部分に普通のビスを使用しており、バッテリーホルダーの上でぐらぐら揺れているような状態でした。
この状態が不安定さを誘発させていましたので(夏みかんVSも皿ビスに変更済み)、皿ビスにて接続。
軽量化を優先したのでヒクオ形状ではなく提灯形状としました。
開口角度はこれくらいです。

しかし、キャッチャーの弾力とロックナットの締め付け具合によりこの角度は無段階調整できます。
こういった所はイゲオにはない優位な所ですね。
リア周り

ほぼいつもと変わりなし。
フロント・リアタイヤ

以前のマシンからの使いまわしです。
このタイヤは25.8mm程ですが、この他にも24mmのタイヤをテストしています。
しかし24mmは小さ過ぎるようで、Xの場合は最高速度が伸びませんね・・・・
X、XX系統は26mm付近のタイヤが一番タイムを刻んでいけるようです。
リアギアカバー

ここには俺流のXの作り方に書いてある通りの施工をしていますが、リア側にFRPの支えを追加しており、ギアカバーを抑えています。
カウンターの浮きがXのトルク抜けの致命的な場所ではないか?と感じ、カウンター周りをガチガチに固めています
。
さて、こんな感じでいつもとちょっと趣向を変えたXを作ってみましたが・・・・なんというか、普通なんですよね。
白Xって前から不思議なんですが、超早くもなければ超遅くもないっていうマシンになるんです。これは自分でも何故こうなるのかわからないですね(汗
ただ、マシンの安定性はかなり良いと言っていいでしょう。
キャッチャー提灯、夏みかんVSでの実験で「使える!」と思っていましたが、Xでもその実力を如何なく発揮していました。
イゲオを作り出しておいてアレですが、キャッチャーヒクオ・提灯がデフォになりそうな勢いです(大汗
ちなみに、重量は100.7gと、結構軽量に仕上げっています。
イゲオにするとプラス7gくらいですかね?
現代のマシンに比較すれば軽量級マシンといった重量ですね。
・・・・ただこのマシン、俺流Xの作り方の訂正前の状態で作っているので、マシンの色々な部分にキットの箱の切れ端やGUPタグの切れ端が貼り付けてあるんです。
つまり、この状態ではレギュレーション違反のマシンとなります。
名残惜しいですが、この白Xはお蔵入りになり、新しくレギュに準じたシャーシに交換することになりそうです。
はぁ、もったいね・・・・
ホワイトX 「Silver Bullet」

以前のピンクXXからパーツをホワイトXへと移植していたのですが、「この装備・・・・シルバーボディが似合いそうだな」と考えておりました。
そこでボディをシルバーのウイニングバードとし、フロントキャッチャー提灯を引っ提げてリニューアルしてみました。
うむ、かっこいい(自画自賛)
上面

下面

前から

以前まではTMブレーキを用いて結構強めのブレーキングをしていたのですが、イエローサブマリン戸田美女木店の高速レイアウト以外であればそんなに強いブレーキはいらないのでは?と考え、フロントアンダープレートはカーボンプレート(カド落とし加工済み)+マルチテープのみのセットとしています。
どうやらこの目論見は正解のようで、リアブレーキの調整だけで広範囲に対応できそうです。
後ろ

左右


この辺りはいつも通りですかね?
フロント回り

夏みかんVS以来のキャッチャー提灯です。
夏みかんVSの挙動を見てみると、ウエーブ等のマシンの振られるセクションでは少々不安定になるのですが、バツグンの安定性を見せていました。
そこでキャッチャーを分割せずに一枚で支えとし、カーボンプレートを接続して提灯としてみました。
こりゃあいいですよ。
軽い・安い・作るのカンタン・壊れない・ちょうどいい弾力・・・加えて効果もある、と、いいことずくめです。
欠点と言えば、カーボンプレートやFRP等でバチッと作ってあるマシンに比べて貧相でダサいってところですかね(泣)
また、カーボンプレートの接続部分は皿ビスを使用してシャーシ接触面とツライチにしています。

夏みかんVSはこの部分に普通のビスを使用しており、バッテリーホルダーの上でぐらぐら揺れているような状態でした。
この状態が不安定さを誘発させていましたので(夏みかんVSも皿ビスに変更済み)、皿ビスにて接続。
軽量化を優先したのでヒクオ形状ではなく提灯形状としました。
開口角度はこれくらいです。

しかし、キャッチャーの弾力とロックナットの締め付け具合によりこの角度は無段階調整できます。
こういった所はイゲオにはない優位な所ですね。
リア周り

ほぼいつもと変わりなし。
フロント・リアタイヤ

以前のマシンからの使いまわしです。
このタイヤは25.8mm程ですが、この他にも24mmのタイヤをテストしています。
しかし24mmは小さ過ぎるようで、Xの場合は最高速度が伸びませんね・・・・
X、XX系統は26mm付近のタイヤが一番タイムを刻んでいけるようです。
リアギアカバー

ここには俺流のXの作り方に書いてある通りの施工をしていますが、リア側にFRPの支えを追加しており、ギアカバーを抑えています。
カウンターの浮きがXのトルク抜けの致命的な場所ではないか?と感じ、カウンター周りをガチガチに固めています
。
さて、こんな感じでいつもとちょっと趣向を変えたXを作ってみましたが・・・・なんというか、普通なんですよね。
白Xって前から不思議なんですが、超早くもなければ超遅くもないっていうマシンになるんです。これは自分でも何故こうなるのかわからないですね(汗
ただ、マシンの安定性はかなり良いと言っていいでしょう。
キャッチャー提灯、夏みかんVSでの実験で「使える!」と思っていましたが、Xでもその実力を如何なく発揮していました。
イゲオを作り出しておいてアレですが、キャッチャーヒクオ・提灯がデフォになりそうな勢いです(大汗
ちなみに、重量は100.7gと、結構軽量に仕上げっています。
イゲオにするとプラス7gくらいですかね?
現代のマシンに比較すれば軽量級マシンといった重量ですね。
・・・・ただこのマシン、俺流Xの作り方の訂正前の状態で作っているので、マシンの色々な部分にキットの箱の切れ端やGUPタグの切れ端が貼り付けてあるんです。
つまり、この状態ではレギュレーション違反のマシンとなります。
名残惜しいですが、この白Xはお蔵入りになり、新しくレギュに準じたシャーシに交換することになりそうです。
はぁ、もったいね・・・・
まてぃぇぅ流のXの作り方
どうもまてぃぇぅです。
この記事、書くのが10年遅いよねとか自分でも思いましたが、今回のテーマです。
まてぃぇぅ流、Xの基本的な作り方
カテゴリーの「スーパーX」の中身を見てみるとシャーシ自体の事はほとんど書いてないんですよね。
まぁ本当の基本事項は俺の師匠であるマンモンさんのサイトに詳しく書いてあったのですが・・・どうやら閉鎖してしまったようです。
そこで、このブログでその基本事項を踏襲しつつ、まてぃぇぅはXのシャーシの基礎部分はどうやって作ってるかという事を書いていきたいと思います。
それでは行きます。
まず、全く新品のXを用意しました。

ポリカ赤Xです。
色々な場所に大量に売れ残っていますね。
まず、おもむろに支柱やサイドバンパー等をバチバチ切っていき、ヤスリで整形します。
完成図はあとで載せるとして・・・・
ポイントはベアリング受けですかね。
他のシャーシにも言えることですが、Xはベアリング穴が妙に小さいことが多く、620ベアリングなどを入れるとキツキツなんですね。
ここがキツイとボールベアリングの回転が妨げられ、回転が渋くなってしまうことがあるとの事です。
恐らく金型や素材の違いによって大きさは違ってきます。カーボンXは逆にベアリング受けの穴が大きく、620等の動きがスムーズになることが多いです。
ここが速度に大きく影響してくるのであれば広げてしまえばいいんです。

これはリューター用の6mm円柱ビット。
これで軸受け穴を広げてしまいます。

注意点として、絶対にリューターに取り付けて回してはいけません。
回転力が強すぎ、軸受けが崩壊してしまいます(汗
俺はポリカ赤XXにリューターで施工して軸受け穴がぐちゃぐちゃになりました(大汗
手で優しく削ってあげましょう。
次にリアバンパー取り付け部。
俺は下に伸びている支柱を切除しています。
これはリアバンパーを支える力点をより中心に持っていくことで、横からの力に強くなるようにする為です。
まず、ニッパーなどでバッツリ切っちゃいます。

このままではもちろん使えないので・・・・

リューターに切削用ビットを取り付け、削って形を整形していきます。
この時、良く削れるいいビットを使うと良いです(写真のは超硬ビット)。
中途半端なビットだと削れない・形が上手く整形できないのでキッタナイ取り付け口になります。

と言ってもまてぃぇぅもそこまできれいに削れないけどね(汗
この後穴を2.0mmのドリルで開けなおし、ヤスリなどで表面を整え、リアバンパー取り付け部は終了です。
次にフロントバンパー。
まてぃぇぅはバンパーカットをほぼしないと言っていいでしょう。
というのもX系統はバンパー強度がとても高いし、高さもいい位置に伸びているので、必要な時以外はカットはしないようにしています。
で、タミヤの作るフロントバンパーで気になるところがあるんですが・・・・

(ピンボケ・・・・)
Xに限った話ではないんですが、取り付け部が外側に向かってハの字に広がってるんです。

スラストもかなり強めにかかっています。
この状態でそのままFRPプレートなどを取り付けてしまうと、ローラーがバンザイしてしまい、尚且つかなり強烈なスラストが付いている状態になってしまいます。
ここはダイヤモンドヤスリで外側を少しずつ削り落として取り付け部が平行になるように調整しています。

途中でFRPマルチプレート等を押し付けるようにしてちゃんと平行に取り付けられるかどうかのチェック。

同時にスラストもホドホドになるかどうかチェックします。
また、この加工はX特有の加工になりますが・・・・
バッテリー受けのフロントプラス側も削っておく必要があります。

旧世代のシャーシはニカド電池とアルカリ電池を積むことを前提としているため、それらよりも長いニッケル水素電池を積むとシャーシが歪んで三点接地となってしまいます。
XXはニッケル水素を積むことが想定されているんでここは加工の必要が無いですが、Xの場合はリューターやデザインナイフで削っておきましょう。


もちろんフロントギアカバーも忘れずに形を合わせるように削っておきます。
あと、小ネタ的な加工なのですが・・・・
XやVSのモーターカバー。

プラス側の出っ張りがジャマでバッテリーが入りにくい経験をしたことはありませんか?
俺の場合、この部分をバッテリーが入りやすいように丸く削り落としています。


これでレース中にバッテリーが入らなくて焦るなんて状況に陥ることが無くなりますw
これで何回「うおおおバッテリー入らねぇ!!スタート位置に立てねぇ!!」と焦ったことやら・・・・
そうしたら加工自体はだいたい終了なので、シャーシを一回中性洗剤と歯ブラシを使ってキレイキレイしましょう。
細かい削りカスや汚れをここで落としてしまいます。
シャーシ自体の切削加工はこんなもんですかね。


バッサリ抜いています。
XやXXはサイド補強の支柱が左右非対称で付いているので、捻じれ方が左右で違うような感じなんですよね。
これを切除してやってシャーシ底面の補強もバッサリ取っ払ってやるといい感じにしなやかなシャーシになります。
削りの加工が終わったので、今度は貼っていく作業になります。
まず、モーター周りを固めます。
Xはモーター周りがガッチリしていると思いきや、かなりスッカスカになっているんです・・・。
前後左右にいろいろ動くという欠点があります。
まず、FRPの破片をダイヤモンドヤスリの「平型」「かまぼこ型」を使って・・・・

このような形の物を作ります。

そうしたらモーターマウントのこの部分に貼り付けます。


もちろん張り付ける前にモーターを実際にはめ込んでみて、ちゃんとモーターが入るかどうか確認してから貼り付けるようにしましょう。
これをすることでモーターがギアから逃げるような動きを抑制することが出来ます。
次にリア側ですが・・・・

キットの箱を切り取ったものをシャーシに貼り付けます。
※訂正します。
この記事を書いている2018年9月現在、シャーシにキットの箱の切れ端やGUPのタグの切れ端などを接着剤で貼り付けることはレギュレーション違反になってしまうとの事です。
どうやらポリカボディの切れ端でしたらOKなようなので、ポリカボディを切って厚みを調整しながら貼り付けるようにしておいたほうが良いですね。
上記2点の事をすると、モーター周りの剛性が桁違いに上がります。
次にカウンターギアシャフト。

このようにシャフトだけをシャーシに取り付けて・・・・
ギアカバーをはめて、ピンセットでシャフトを動かしてみてください。

上下方向にグリグリ動くでしょ?
この動きによりモーターのパワーが抜けてしまい、ジャンプの着地などでトルクが出ないのではないかと思っています。
これはギアカバーの中に「抑え」を接着し、動きを抑制するようにしています。

これはキャッチャーの破片とポリカボディの破片を重ねて接着したもので、これでカウンターシャフトの「ツバ」の部分を抑えるようにしています。
厚さ的にこの2枚がちょうどいいのかな、と思います。この辺りはまだまだ研究中です。
(ちなみにこの厚さは「フッソコートギアシャフト(ツバ付き)」を基準にして考えています)
これをするとカウンターシャフトが全く動かなくなります。
次にギアカバーのスキマ対策。

Xはなぜか、ギアカバーとシャーシの一部分に隙間が空いているんですよね。
フロント・リアともに写真の位置に「GUPのタグの厚紙」を貼ります。
※こちらも訂正。
上記モーター部と同じように、レギュ違反となりますので、ポリカボディの切れ端を貼り付けるとよいですね。
そうすることで、フロント・リアバンパーの強度が跳ね上がります。
最後になりますが、バッテリーホルダーの加工です。

Xのバッテリーホルダーはバッテリーをガッチリホールドできるんですが・・・・それはあくまで静止状態での話。
シャーシが歪むとホルダーが歪んで片方のツメが浮いてしまい、バッテリーが浮いてしまうことがあるようです。
このホルダーの真ん中部分を切除してヤスリで整形し、前後独立に近い形にします。
こうすることでシャーシが歪んでもホルダーが浮き上がる確率が減るってわけです。
以上、まてぃぇぅのXの作り方でした。

他のXを作っている方のHPやブログなどを見ると、他にもやることが結構書かれています。
ですが、俺としては必要最低限の事で最高のパフォーマンスを引き出せるように、と考えて作っている感じですね。
FRPの破片を仕込んだり、ギアカバーの外れ防止に色々ビスを仕込んだり・・・・とやってる人が多くいます。
俺としてはなるべく簡単に、なるべく軽く、を目指していますので、あまり複雑な対策はやらない方針ですね。
まぁ、今更Xの作り方なんて書いても参考にしてくれる方は極々一部の方ですし(汗
それではこんなところで。
この記事、書くのが10年遅いよねとか自分でも思いましたが、今回のテーマです。
まてぃぇぅ流、Xの基本的な作り方
カテゴリーの「スーパーX」の中身を見てみるとシャーシ自体の事はほとんど書いてないんですよね。
まぁ本当の基本事項は俺の師匠であるマンモンさんのサイトに詳しく書いてあったのですが・・・どうやら閉鎖してしまったようです。
そこで、このブログでその基本事項を踏襲しつつ、まてぃぇぅはXのシャーシの基礎部分はどうやって作ってるかという事を書いていきたいと思います。
それでは行きます。
まず、全く新品のXを用意しました。

ポリカ赤Xです。
色々な場所に大量に売れ残っていますね。
まず、おもむろに支柱やサイドバンパー等をバチバチ切っていき、ヤスリで整形します。
完成図はあとで載せるとして・・・・
ポイントはベアリング受けですかね。
他のシャーシにも言えることですが、Xはベアリング穴が妙に小さいことが多く、620ベアリングなどを入れるとキツキツなんですね。
ここがキツイとボールベアリングの回転が妨げられ、回転が渋くなってしまうことがあるとの事です。
恐らく金型や素材の違いによって大きさは違ってきます。カーボンXは逆にベアリング受けの穴が大きく、620等の動きがスムーズになることが多いです。
ここが速度に大きく影響してくるのであれば広げてしまえばいいんです。

これはリューター用の6mm円柱ビット。
これで軸受け穴を広げてしまいます。

注意点として、絶対にリューターに取り付けて回してはいけません。
回転力が強すぎ、軸受けが崩壊してしまいます(汗
俺はポリカ赤XXにリューターで施工して軸受け穴がぐちゃぐちゃになりました(大汗
手で優しく削ってあげましょう。
次にリアバンパー取り付け部。
俺は下に伸びている支柱を切除しています。
これはリアバンパーを支える力点をより中心に持っていくことで、横からの力に強くなるようにする為です。
まず、ニッパーなどでバッツリ切っちゃいます。

このままではもちろん使えないので・・・・

リューターに切削用ビットを取り付け、削って形を整形していきます。
この時、良く削れるいいビットを使うと良いです(写真のは超硬ビット)。
中途半端なビットだと削れない・形が上手く整形できないのでキッタナイ取り付け口になります。

と言ってもまてぃぇぅもそこまできれいに削れないけどね(汗
この後穴を2.0mmのドリルで開けなおし、ヤスリなどで表面を整え、リアバンパー取り付け部は終了です。
次にフロントバンパー。
まてぃぇぅはバンパーカットをほぼしないと言っていいでしょう。
というのもX系統はバンパー強度がとても高いし、高さもいい位置に伸びているので、必要な時以外はカットはしないようにしています。
で、タミヤの作るフロントバンパーで気になるところがあるんですが・・・・

(ピンボケ・・・・)
Xに限った話ではないんですが、取り付け部が外側に向かってハの字に広がってるんです。

スラストもかなり強めにかかっています。
この状態でそのままFRPプレートなどを取り付けてしまうと、ローラーがバンザイしてしまい、尚且つかなり強烈なスラストが付いている状態になってしまいます。
ここはダイヤモンドヤスリで外側を少しずつ削り落として取り付け部が平行になるように調整しています。

途中でFRPマルチプレート等を押し付けるようにしてちゃんと平行に取り付けられるかどうかのチェック。

同時にスラストもホドホドになるかどうかチェックします。
また、この加工はX特有の加工になりますが・・・・
バッテリー受けのフロントプラス側も削っておく必要があります。

旧世代のシャーシはニカド電池とアルカリ電池を積むことを前提としているため、それらよりも長いニッケル水素電池を積むとシャーシが歪んで三点接地となってしまいます。
XXはニッケル水素を積むことが想定されているんでここは加工の必要が無いですが、Xの場合はリューターやデザインナイフで削っておきましょう。


もちろんフロントギアカバーも忘れずに形を合わせるように削っておきます。
あと、小ネタ的な加工なのですが・・・・
XやVSのモーターカバー。

プラス側の出っ張りがジャマでバッテリーが入りにくい経験をしたことはありませんか?
俺の場合、この部分をバッテリーが入りやすいように丸く削り落としています。


これでレース中にバッテリーが入らなくて焦るなんて状況に陥ることが無くなりますw
これで何回「うおおおバッテリー入らねぇ!!スタート位置に立てねぇ!!」と焦ったことやら・・・・
そうしたら加工自体はだいたい終了なので、シャーシを一回中性洗剤と歯ブラシを使ってキレイキレイしましょう。
細かい削りカスや汚れをここで落としてしまいます。
シャーシ自体の切削加工はこんなもんですかね。


バッサリ抜いています。
XやXXはサイド補強の支柱が左右非対称で付いているので、捻じれ方が左右で違うような感じなんですよね。
これを切除してやってシャーシ底面の補強もバッサリ取っ払ってやるといい感じにしなやかなシャーシになります。
削りの加工が終わったので、今度は貼っていく作業になります。
まず、モーター周りを固めます。
Xはモーター周りがガッチリしていると思いきや、かなりスッカスカになっているんです・・・。
前後左右にいろいろ動くという欠点があります。
まず、FRPの破片をダイヤモンドヤスリの「平型」「かまぼこ型」を使って・・・・

このような形の物を作ります。

そうしたらモーターマウントのこの部分に貼り付けます。


もちろん張り付ける前にモーターを実際にはめ込んでみて、ちゃんとモーターが入るかどうか確認してから貼り付けるようにしましょう。
これをすることでモーターがギアから逃げるような動きを抑制することが出来ます。
次にリア側ですが・・・・

※訂正します。
この記事を書いている2018年9月現在、シャーシにキットの箱の切れ端やGUPのタグの切れ端などを接着剤で貼り付けることはレギュレーション違反になってしまうとの事です。
どうやらポリカボディの切れ端でしたらOKなようなので、ポリカボディを切って厚みを調整しながら貼り付けるようにしておいたほうが良いですね。
上記2点の事をすると、モーター周りの剛性が桁違いに上がります。
次にカウンターギアシャフト。

このようにシャフトだけをシャーシに取り付けて・・・・
ギアカバーをはめて、ピンセットでシャフトを動かしてみてください。

上下方向にグリグリ動くでしょ?
この動きによりモーターのパワーが抜けてしまい、ジャンプの着地などでトルクが出ないのではないかと思っています。
これはギアカバーの中に「抑え」を接着し、動きを抑制するようにしています。

これはキャッチャーの破片とポリカボディの破片を重ねて接着したもので、これでカウンターシャフトの「ツバ」の部分を抑えるようにしています。
厚さ的にこの2枚がちょうどいいのかな、と思います。この辺りはまだまだ研究中です。
(ちなみにこの厚さは「フッソコートギアシャフト(ツバ付き)」を基準にして考えています)
これをするとカウンターシャフトが全く動かなくなります。
次にギアカバーのスキマ対策。

Xはなぜか、ギアカバーとシャーシの一部分に隙間が空いているんですよね。
フロント・リアともに
※こちらも訂正。
上記モーター部と同じように、レギュ違反となりますので、ポリカボディの切れ端を貼り付けるとよいですね。
そうすることで、フロント・リアバンパーの強度が跳ね上がります。
最後になりますが、バッテリーホルダーの加工です。

Xのバッテリーホルダーはバッテリーをガッチリホールドできるんですが・・・・それはあくまで静止状態での話。
シャーシが歪むとホルダーが歪んで片方のツメが浮いてしまい、バッテリーが浮いてしまうことがあるようです。
このホルダーの真ん中部分を切除してヤスリで整形し、前後独立に近い形にします。
こうすることでシャーシが歪んでもホルダーが浮き上がる確率が減るってわけです。
以上、まてぃぇぅのXの作り方でした。

他のXを作っている方のHPやブログなどを見ると、他にもやることが結構書かれています。
ですが、俺としては必要最低限の事で最高のパフォーマンスを引き出せるように、と考えて作っている感じですね。
FRPの破片を仕込んだり、ギアカバーの外れ防止に色々ビスを仕込んだり・・・・とやってる人が多くいます。
俺としてはなるべく簡単に、なるべく軽く、を目指していますので、あまり複雑な対策はやらない方針ですね。
まぁ、今更Xの作り方なんて書いても参考にしてくれる方は極々一部の方ですし(汗
それではこんなところで。
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