まてぃぇぅ流のXの作り方
どうもまてぃぇぅです。
この記事、書くのが10年遅いよねとか自分でも思いましたが、今回のテーマです。
まてぃぇぅ流、Xの基本的な作り方
カテゴリーの「スーパーX」の中身を見てみるとシャーシ自体の事はほとんど書いてないんですよね。
まぁ本当の基本事項は俺の師匠であるマンモンさんのサイトに詳しく書いてあったのですが・・・どうやら閉鎖してしまったようです。
そこで、このブログでその基本事項を踏襲しつつ、まてぃぇぅはXのシャーシの基礎部分はどうやって作ってるかという事を書いていきたいと思います。
それでは行きます。
まず、全く新品のXを用意しました。

ポリカ赤Xです。
色々な場所に大量に売れ残っていますね。
まず、おもむろに支柱やサイドバンパー等をバチバチ切っていき、ヤスリで整形します。
完成図はあとで載せるとして・・・・
ポイントはベアリング受けですかね。
他のシャーシにも言えることですが、Xはベアリング穴が妙に小さいことが多く、620ベアリングなどを入れるとキツキツなんですね。
ここがキツイとボールベアリングの回転が妨げられ、回転が渋くなってしまうことがあるとの事です。
恐らく金型や素材の違いによって大きさは違ってきます。カーボンXは逆にベアリング受けの穴が大きく、620等の動きがスムーズになることが多いです。
ここが速度に大きく影響してくるのであれば広げてしまえばいいんです。

これはリューター用の6mm円柱ビット。
これで軸受け穴を広げてしまいます。

注意点として、絶対にリューターに取り付けて回してはいけません。
回転力が強すぎ、軸受けが崩壊してしまいます(汗
俺はポリカ赤XXにリューターで施工して軸受け穴がぐちゃぐちゃになりました(大汗
手で優しく削ってあげましょう。
次にリアバンパー取り付け部。
俺は下に伸びている支柱を切除しています。
これはリアバンパーを支える力点をより中心に持っていくことで、横からの力に強くなるようにする為です。
まず、ニッパーなどでバッツリ切っちゃいます。

このままではもちろん使えないので・・・・

リューターに切削用ビットを取り付け、削って形を整形していきます。
この時、良く削れるいいビットを使うと良いです(写真のは超硬ビット)。
中途半端なビットだと削れない・形が上手く整形できないのでキッタナイ取り付け口になります。

と言ってもまてぃぇぅもそこまできれいに削れないけどね(汗
この後穴を2.0mmのドリルで開けなおし、ヤスリなどで表面を整え、リアバンパー取り付け部は終了です。
次にフロントバンパー。
まてぃぇぅはバンパーカットをほぼしないと言っていいでしょう。
というのもX系統はバンパー強度がとても高いし、高さもいい位置に伸びているので、必要な時以外はカットはしないようにしています。
で、タミヤの作るフロントバンパーで気になるところがあるんですが・・・・

(ピンボケ・・・・)
Xに限った話ではないんですが、取り付け部が外側に向かってハの字に広がってるんです。

スラストもかなり強めにかかっています。
この状態でそのままFRPプレートなどを取り付けてしまうと、ローラーがバンザイしてしまい、尚且つかなり強烈なスラストが付いている状態になってしまいます。
ここはダイヤモンドヤスリで外側を少しずつ削り落として取り付け部が平行になるように調整しています。

途中でFRPマルチプレート等を押し付けるようにしてちゃんと平行に取り付けられるかどうかのチェック。

同時にスラストもホドホドになるかどうかチェックします。
また、この加工はX特有の加工になりますが・・・・
バッテリー受けのフロントプラス側も削っておく必要があります。

旧世代のシャーシはニカド電池とアルカリ電池を積むことを前提としているため、それらよりも長いニッケル水素電池を積むとシャーシが歪んで三点接地となってしまいます。
XXはニッケル水素を積むことが想定されているんでここは加工の必要が無いですが、Xの場合はリューターやデザインナイフで削っておきましょう。


もちろんフロントギアカバーも忘れずに形を合わせるように削っておきます。
あと、小ネタ的な加工なのですが・・・・
XやVSのモーターカバー。

プラス側の出っ張りがジャマでバッテリーが入りにくい経験をしたことはありませんか?
俺の場合、この部分をバッテリーが入りやすいように丸く削り落としています。


これでレース中にバッテリーが入らなくて焦るなんて状況に陥ることが無くなりますw
これで何回「うおおおバッテリー入らねぇ!!スタート位置に立てねぇ!!」と焦ったことやら・・・・
そうしたら加工自体はだいたい終了なので、シャーシを一回中性洗剤と歯ブラシを使ってキレイキレイしましょう。
細かい削りカスや汚れをここで落としてしまいます。
シャーシ自体の切削加工はこんなもんですかね。


バッサリ抜いています。
XやXXはサイド補強の支柱が左右非対称で付いているので、捻じれ方が左右で違うような感じなんですよね。
これを切除してやってシャーシ底面の補強もバッサリ取っ払ってやるといい感じにしなやかなシャーシになります。
削りの加工が終わったので、今度は貼っていく作業になります。
まず、モーター周りを固めます。
Xはモーター周りがガッチリしていると思いきや、かなりスッカスカになっているんです・・・。
前後左右にいろいろ動くという欠点があります。
まず、FRPの破片をダイヤモンドヤスリの「平型」「かまぼこ型」を使って・・・・

このような形の物を作ります。

そうしたらモーターマウントのこの部分に貼り付けます。


もちろん張り付ける前にモーターを実際にはめ込んでみて、ちゃんとモーターが入るかどうか確認してから貼り付けるようにしましょう。
これをすることでモーターがギアから逃げるような動きを抑制することが出来ます。
次にリア側ですが・・・・

キットの箱を切り取ったものをシャーシに貼り付けます。
※訂正します。
この記事を書いている2018年9月現在、シャーシにキットの箱の切れ端やGUPのタグの切れ端などを接着剤で貼り付けることはレギュレーション違反になってしまうとの事です。
どうやらポリカボディの切れ端でしたらOKなようなので、ポリカボディを切って厚みを調整しながら貼り付けるようにしておいたほうが良いですね。
上記2点の事をすると、モーター周りの剛性が桁違いに上がります。
次にカウンターギアシャフト。

このようにシャフトだけをシャーシに取り付けて・・・・
ギアカバーをはめて、ピンセットでシャフトを動かしてみてください。

上下方向にグリグリ動くでしょ?
この動きによりモーターのパワーが抜けてしまい、ジャンプの着地などでトルクが出ないのではないかと思っています。
これはギアカバーの中に「抑え」を接着し、動きを抑制するようにしています。

これはキャッチャーの破片とポリカボディの破片を重ねて接着したもので、これでカウンターシャフトの「ツバ」の部分を抑えるようにしています。
厚さ的にこの2枚がちょうどいいのかな、と思います。この辺りはまだまだ研究中です。
(ちなみにこの厚さは「フッソコートギアシャフト(ツバ付き)」を基準にして考えています)
これをするとカウンターシャフトが全く動かなくなります。
次にギアカバーのスキマ対策。

Xはなぜか、ギアカバーとシャーシの一部分に隙間が空いているんですよね。
フロント・リアともに写真の位置に「GUPのタグの厚紙」を貼ります。
※こちらも訂正。
上記モーター部と同じように、レギュ違反となりますので、ポリカボディの切れ端を貼り付けるとよいですね。
そうすることで、フロント・リアバンパーの強度が跳ね上がります。
最後になりますが、バッテリーホルダーの加工です。

Xのバッテリーホルダーはバッテリーをガッチリホールドできるんですが・・・・それはあくまで静止状態での話。
シャーシが歪むとホルダーが歪んで片方のツメが浮いてしまい、バッテリーが浮いてしまうことがあるようです。
このホルダーの真ん中部分を切除してヤスリで整形し、前後独立に近い形にします。
こうすることでシャーシが歪んでもホルダーが浮き上がる確率が減るってわけです。
以上、まてぃぇぅのXの作り方でした。

他のXを作っている方のHPやブログなどを見ると、他にもやることが結構書かれています。
ですが、俺としては必要最低限の事で最高のパフォーマンスを引き出せるように、と考えて作っている感じですね。
FRPの破片を仕込んだり、ギアカバーの外れ防止に色々ビスを仕込んだり・・・・とやってる人が多くいます。
俺としてはなるべく簡単に、なるべく軽く、を目指していますので、あまり複雑な対策はやらない方針ですね。
まぁ、今更Xの作り方なんて書いても参考にしてくれる方は極々一部の方ですし(汗
それではこんなところで。
この記事、書くのが10年遅いよねとか自分でも思いましたが、今回のテーマです。
まてぃぇぅ流、Xの基本的な作り方
カテゴリーの「スーパーX」の中身を見てみるとシャーシ自体の事はほとんど書いてないんですよね。
まぁ本当の基本事項は俺の師匠であるマンモンさんのサイトに詳しく書いてあったのですが・・・どうやら閉鎖してしまったようです。
そこで、このブログでその基本事項を踏襲しつつ、まてぃぇぅはXのシャーシの基礎部分はどうやって作ってるかという事を書いていきたいと思います。
それでは行きます。
まず、全く新品のXを用意しました。

ポリカ赤Xです。
色々な場所に大量に売れ残っていますね。
まず、おもむろに支柱やサイドバンパー等をバチバチ切っていき、ヤスリで整形します。
完成図はあとで載せるとして・・・・
ポイントはベアリング受けですかね。
他のシャーシにも言えることですが、Xはベアリング穴が妙に小さいことが多く、620ベアリングなどを入れるとキツキツなんですね。
ここがキツイとボールベアリングの回転が妨げられ、回転が渋くなってしまうことがあるとの事です。
恐らく金型や素材の違いによって大きさは違ってきます。カーボンXは逆にベアリング受けの穴が大きく、620等の動きがスムーズになることが多いです。
ここが速度に大きく影響してくるのであれば広げてしまえばいいんです。

これはリューター用の6mm円柱ビット。
これで軸受け穴を広げてしまいます。

注意点として、絶対にリューターに取り付けて回してはいけません。
回転力が強すぎ、軸受けが崩壊してしまいます(汗
俺はポリカ赤XXにリューターで施工して軸受け穴がぐちゃぐちゃになりました(大汗
手で優しく削ってあげましょう。
次にリアバンパー取り付け部。
俺は下に伸びている支柱を切除しています。
これはリアバンパーを支える力点をより中心に持っていくことで、横からの力に強くなるようにする為です。
まず、ニッパーなどでバッツリ切っちゃいます。

このままではもちろん使えないので・・・・

リューターに切削用ビットを取り付け、削って形を整形していきます。
この時、良く削れるいいビットを使うと良いです(写真のは超硬ビット)。
中途半端なビットだと削れない・形が上手く整形できないのでキッタナイ取り付け口になります。

と言ってもまてぃぇぅもそこまできれいに削れないけどね(汗
この後穴を2.0mmのドリルで開けなおし、ヤスリなどで表面を整え、リアバンパー取り付け部は終了です。
次にフロントバンパー。
まてぃぇぅはバンパーカットをほぼしないと言っていいでしょう。
というのもX系統はバンパー強度がとても高いし、高さもいい位置に伸びているので、必要な時以外はカットはしないようにしています。
で、タミヤの作るフロントバンパーで気になるところがあるんですが・・・・

(ピンボケ・・・・)
Xに限った話ではないんですが、取り付け部が外側に向かってハの字に広がってるんです。

スラストもかなり強めにかかっています。
この状態でそのままFRPプレートなどを取り付けてしまうと、ローラーがバンザイしてしまい、尚且つかなり強烈なスラストが付いている状態になってしまいます。
ここはダイヤモンドヤスリで外側を少しずつ削り落として取り付け部が平行になるように調整しています。

途中でFRPマルチプレート等を押し付けるようにしてちゃんと平行に取り付けられるかどうかのチェック。

同時にスラストもホドホドになるかどうかチェックします。
また、この加工はX特有の加工になりますが・・・・
バッテリー受けのフロントプラス側も削っておく必要があります。

旧世代のシャーシはニカド電池とアルカリ電池を積むことを前提としているため、それらよりも長いニッケル水素電池を積むとシャーシが歪んで三点接地となってしまいます。
XXはニッケル水素を積むことが想定されているんでここは加工の必要が無いですが、Xの場合はリューターやデザインナイフで削っておきましょう。


もちろんフロントギアカバーも忘れずに形を合わせるように削っておきます。
あと、小ネタ的な加工なのですが・・・・
XやVSのモーターカバー。

プラス側の出っ張りがジャマでバッテリーが入りにくい経験をしたことはありませんか?
俺の場合、この部分をバッテリーが入りやすいように丸く削り落としています。


これでレース中にバッテリーが入らなくて焦るなんて状況に陥ることが無くなりますw
これで何回「うおおおバッテリー入らねぇ!!スタート位置に立てねぇ!!」と焦ったことやら・・・・
そうしたら加工自体はだいたい終了なので、シャーシを一回中性洗剤と歯ブラシを使ってキレイキレイしましょう。
細かい削りカスや汚れをここで落としてしまいます。
シャーシ自体の切削加工はこんなもんですかね。


バッサリ抜いています。
XやXXはサイド補強の支柱が左右非対称で付いているので、捻じれ方が左右で違うような感じなんですよね。
これを切除してやってシャーシ底面の補強もバッサリ取っ払ってやるといい感じにしなやかなシャーシになります。
削りの加工が終わったので、今度は貼っていく作業になります。
まず、モーター周りを固めます。
Xはモーター周りがガッチリしていると思いきや、かなりスッカスカになっているんです・・・。
前後左右にいろいろ動くという欠点があります。
まず、FRPの破片をダイヤモンドヤスリの「平型」「かまぼこ型」を使って・・・・

このような形の物を作ります。

そうしたらモーターマウントのこの部分に貼り付けます。


もちろん張り付ける前にモーターを実際にはめ込んでみて、ちゃんとモーターが入るかどうか確認してから貼り付けるようにしましょう。
これをすることでモーターがギアから逃げるような動きを抑制することが出来ます。
次にリア側ですが・・・・

※訂正します。
この記事を書いている2018年9月現在、シャーシにキットの箱の切れ端やGUPのタグの切れ端などを接着剤で貼り付けることはレギュレーション違反になってしまうとの事です。
どうやらポリカボディの切れ端でしたらOKなようなので、ポリカボディを切って厚みを調整しながら貼り付けるようにしておいたほうが良いですね。
上記2点の事をすると、モーター周りの剛性が桁違いに上がります。
次にカウンターギアシャフト。

このようにシャフトだけをシャーシに取り付けて・・・・
ギアカバーをはめて、ピンセットでシャフトを動かしてみてください。

上下方向にグリグリ動くでしょ?
この動きによりモーターのパワーが抜けてしまい、ジャンプの着地などでトルクが出ないのではないかと思っています。
これはギアカバーの中に「抑え」を接着し、動きを抑制するようにしています。

これはキャッチャーの破片とポリカボディの破片を重ねて接着したもので、これでカウンターシャフトの「ツバ」の部分を抑えるようにしています。
厚さ的にこの2枚がちょうどいいのかな、と思います。この辺りはまだまだ研究中です。
(ちなみにこの厚さは「フッソコートギアシャフト(ツバ付き)」を基準にして考えています)
これをするとカウンターシャフトが全く動かなくなります。
次にギアカバーのスキマ対策。

Xはなぜか、ギアカバーとシャーシの一部分に隙間が空いているんですよね。
フロント・リアともに
※こちらも訂正。
上記モーター部と同じように、レギュ違反となりますので、ポリカボディの切れ端を貼り付けるとよいですね。
そうすることで、フロント・リアバンパーの強度が跳ね上がります。
最後になりますが、バッテリーホルダーの加工です。

Xのバッテリーホルダーはバッテリーをガッチリホールドできるんですが・・・・それはあくまで静止状態での話。
シャーシが歪むとホルダーが歪んで片方のツメが浮いてしまい、バッテリーが浮いてしまうことがあるようです。
このホルダーの真ん中部分を切除してヤスリで整形し、前後独立に近い形にします。
こうすることでシャーシが歪んでもホルダーが浮き上がる確率が減るってわけです。
以上、まてぃぇぅのXの作り方でした。

他のXを作っている方のHPやブログなどを見ると、他にもやることが結構書かれています。
ですが、俺としては必要最低限の事で最高のパフォーマンスを引き出せるように、と考えて作っている感じですね。
FRPの破片を仕込んだり、ギアカバーの外れ防止に色々ビスを仕込んだり・・・・とやってる人が多くいます。
俺としてはなるべく簡単に、なるべく軽く、を目指していますので、あまり複雑な対策はやらない方針ですね。
まぁ、今更Xの作り方なんて書いても参考にしてくれる方は極々一部の方ですし(汗
それではこんなところで。
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オレンジクラウン
X最大の利点であり欠点でもある場所。
オレンジクラウン
このクラウンギヤは超頑丈で全く欠けることが無く、ちょっとコースアウトしたくらいでは全く問題ありません。
ダッシュ系モーターを積んだところで全く歯欠けを心配することが無いですし、そういう意味では非常に使いやすいギアです。
しかし、頑丈すぎてギアの歯が厚く硬いため、ヘリカルピンククラウンに比べれば抵抗が大きいという欠点があります。
この欠点を打開する方法はいろいろありますが、一番皆さんがやっているのは金属磨き布などでギアの歯を丸くすることだと思います。

しかし、オレンジクラウンをちょっと変わった加工をすると駆動抵抗をピンククラウン並みに減らすことが出来ます。
これはさ〇〇いのブログにも掲載していたことがあります。
逆転の発想で、「歯先を丸める」のではなく「歯先を尖らせる」のです。

下の写真のようにリューターやワークマシンでオレンジクラウンを回しながら、内側からギアを削っていきます。

こうやって歯先を尖らせることによって、オレンジクラウンの駆動抵抗はピンククラウン並みに小さくなります。
ただし、強度・硬さがピンククラウン以上オレンジクラウン以下くらいのところまで低下するので、アップダウンの激しいコースで走らせたりCOした際に欠けてしまう確率も上がります。
まぁ、スロープセクション有りのコースでは刃先を丸めるやり方の方が欠ける確率も低くなりますし、そっちのほうがいいかもしれません。
フラットでとにかくスピードが欲しい!という時にはかなり有効です。
以上、参考にしてください。
オレンジクラウン
このクラウンギヤは超頑丈で全く欠けることが無く、ちょっとコースアウトしたくらいでは全く問題ありません。
ダッシュ系モーターを積んだところで全く歯欠けを心配することが無いですし、そういう意味では非常に使いやすいギアです。
しかし、頑丈すぎてギアの歯が厚く硬いため、ヘリカルピンククラウンに比べれば抵抗が大きいという欠点があります。
この欠点を打開する方法はいろいろありますが、一番皆さんがやっているのは金属磨き布などでギアの歯を丸くすることだと思います。

しかし、オレンジクラウンをちょっと変わった加工をすると駆動抵抗をピンククラウン並みに減らすことが出来ます。
これはさ〇〇いのブログにも掲載していたことがあります。
逆転の発想で、「歯先を丸める」のではなく「歯先を尖らせる」のです。

下の写真のようにリューターやワークマシンでオレンジクラウンを回しながら、内側からギアを削っていきます。

こうやって歯先を尖らせることによって、オレンジクラウンの駆動抵抗はピンククラウン並みに小さくなります。
ただし、強度・硬さがピンククラウン以上オレンジクラウン以下くらいのところまで低下するので、アップダウンの激しいコースで走らせたりCOした際に欠けてしまう確率も上がります。
まぁ、スロープセクション有りのコースでは刃先を丸めるやり方の方が欠ける確率も低くなりますし、そっちのほうがいいかもしれません。
フラットでとにかくスピードが欲しい!という時にはかなり有効です。
以上、参考にしてください。
Xの素材
長年スーパーXを使い続けて感じたことを書きます。
ミニ四駆復帰してから早10年、数多くのXを使い続け、Xのシャーシ関係は殆どやりました。
大径フラット・超大径フラット・小径レブ・スロープ対応大径・小径スプリント等々・・・・
そんな中、Xの素材で感じていた事を書きたいと思います。
まず、チューン系モーターのカツカツ超大径でのX。
これは>普通のABS黒が一番調子が良かったですね。
シャーシの軽さ、素材の滑りの良さからくる速度がチューン系モーターにマッチしているものと思います。
そこまで大トルクがあるわけでも無いので強化素材でなくても十分対応できますし。
小径レブ仕様でも普通のABS素材が一番適していましたね。
ていうか小径レブともなると重量を減らすことが大事になってきますので、各強化素材は適していませんでした。
逆にポリカABSの超大径仕様は全くダメだった。
シャーシがX中一番重く、剛性があまりにも高すぎるのでチューンには相性が悪いのでしょうか。
とにかく速くならない。俺の腕もありましょうが・・・・チューン系で速くするのが物凄く大変というイメージしかありません。
次にダッシュ系を積んだフラットの場合。
これはカーボンXが一番良かったですね。
とにかく大パワーを地面にドカンと伝えてる感じがして、大径パワーダッシュ仕様のカーボンXは非常に速かったです。
各駆動に大トルクがかかるので、それをカーボンの滑りの良さで地面に上手く伝えてるのでしょうか。
小径カーボンXスプリントもかなりの速度が出ていました。
で・・・・ここでもポリカABSのXは良くなかったですね(汗)
もう意味わかんない、ってほど速くない。これは自分でもよくわかりませんでした。
大径・小径・超大径・・・・どの仕様にしてもダッシュ系フラットは失敗作ばかりでした。
なんでだろう(´・ω・`)
次に、スロープ有りのサーキットでのX。
ここで初めてポリカABSのXが一番よくなります。
シャーシが超頑丈で各バンパーが全く破損しないので、ジャンプやCOの衝撃が加わっても全くトラブル知らずです。
これのおかげで走らせていても壊れないか心配にならないですし、オレンジクラウンですからクラウン欠けの心配も皆無ですし、トラブルや故障を気にせずガンガン攻めることが出来ます。
速度的にはノーマルABSやカーボンXの方が速くできると思いますが、この2つは脆すぎる。
COして壁にぶつかろうもんならバンパーがポッキリ逝っても不思議じゃありません。
もちろんCOさせなければ持ちますが、それでも回数をこなして一日中ジャンプセクションを走らせているとバンパーや駆動系が悲鳴を上げます。
各ネジ穴がガバガバになりますし。
こういう場面でポリカABSは頼りになりますね。
総合的にランクを付ければ
超大径フラット
ABS黒X > カーボンX > ポリカX
ダッシュ系フラット
カーボンX > ABS黒X > ポリカX
スロープセクション有り
ポリカX > カーボンX > ABS黒X
こんな感じですかね。
以上です。
ミニ四駆復帰してから早10年、数多くのXを使い続け、Xのシャーシ関係は殆どやりました。
大径フラット・超大径フラット・小径レブ・スロープ対応大径・小径スプリント等々・・・・
そんな中、Xの素材で感じていた事を書きたいと思います。
まず、チューン系モーターのカツカツ超大径でのX。
これは>普通のABS黒が一番調子が良かったですね。
シャーシの軽さ、素材の滑りの良さからくる速度がチューン系モーターにマッチしているものと思います。
そこまで大トルクがあるわけでも無いので強化素材でなくても十分対応できますし。
小径レブ仕様でも普通のABS素材が一番適していましたね。
ていうか小径レブともなると重量を減らすことが大事になってきますので、各強化素材は適していませんでした。
逆にポリカABSの超大径仕様は全くダメだった。
シャーシがX中一番重く、剛性があまりにも高すぎるのでチューンには相性が悪いのでしょうか。
とにかく速くならない。俺の腕もありましょうが・・・・チューン系で速くするのが物凄く大変というイメージしかありません。
次にダッシュ系を積んだフラットの場合。
これはカーボンXが一番良かったですね。
とにかく大パワーを地面にドカンと伝えてる感じがして、大径パワーダッシュ仕様のカーボンXは非常に速かったです。
各駆動に大トルクがかかるので、それをカーボンの滑りの良さで地面に上手く伝えてるのでしょうか。
小径カーボンXスプリントもかなりの速度が出ていました。
で・・・・ここでもポリカABSのXは良くなかったですね(汗)
もう意味わかんない、ってほど速くない。これは自分でもよくわかりませんでした。
大径・小径・超大径・・・・どの仕様にしてもダッシュ系フラットは失敗作ばかりでした。
なんでだろう(´・ω・`)
次に、スロープ有りのサーキットでのX。
ここで初めてポリカABSのXが一番よくなります。
シャーシが超頑丈で各バンパーが全く破損しないので、ジャンプやCOの衝撃が加わっても全くトラブル知らずです。
これのおかげで走らせていても壊れないか心配にならないですし、オレンジクラウンですからクラウン欠けの心配も皆無ですし、トラブルや故障を気にせずガンガン攻めることが出来ます。
速度的にはノーマルABSやカーボンXの方が速くできると思いますが、この2つは脆すぎる。
COして壁にぶつかろうもんならバンパーがポッキリ逝っても不思議じゃありません。
もちろんCOさせなければ持ちますが、それでも回数をこなして一日中ジャンプセクションを走らせているとバンパーや駆動系が悲鳴を上げます。
各ネジ穴がガバガバになりますし。
こういう場面でポリカABSは頼りになりますね。
総合的にランクを付ければ
超大径フラット
ABS黒X > カーボンX > ポリカX
ダッシュ系フラット
カーボンX > ABS黒X > ポリカX
スロープセクション有り
ポリカX > カーボンX > ABS黒X
こんな感じですかね。
以上です。
駆動編
今回はXにおいての駆動についての話です。
前に話したように、Xは駆動方式が全シャーシの中でもかなり特殊な方式のため、抵抗抜き等の加工をするとバランスが崩れ、速くなるどころか逆に遅くなるというシャーシです。
じゃあ、Xは駆動を弄らないで速くするしかないのか?
みんな、マシンを作ったら、まずは何をする?
準備体操・・・・すなわち、「慣らし」があるよね?
そう。
Xは駆動を弄れない。
なら、慣らしまくればいいんですよ。
そんなこんなで今回俺が公開するビックリドッキリメカー!

ギヤ慣らし器
慣らしまくると言っても、これから使うシャーシで慣らしを過度に行うと、各部品の接触する部分(ペラ受け、ギヤの接触する壁)が削れてしまい、本番を向かえる前に寿命が来てしまいます。
そこで、使わなくなったXを使って本番用のギヤだけを慣らす装置にするのです。
最初はエネループなどの長くモーターを回していられる電池を使って慣らしを行っていたのですが、横着者の俺は
「電池交換するのめんどくさいー!定期的に見るのめんどくさいー!ずっと回ってるのがいいのー!」
と子供のような駄々をこね、コンセントから電力を供給することに。
一番手っ取り早い方法としてACアダプターを使用して直流電流を取りました。
通販で3V、2AのACアダプタを買い、+-を確認して端子にハンダ付け。

これでモーターが焼ききれるまで回り続ける慣らし器の完成です。
ノーマルモーターを使用して約一週間回しっぱなしで焼ききれます。
ここで注意点。
慣らしまくるの良いんですが、オレンジクラウンはなかなか形が変わってくれません。
慣らしても削れてくれないんです。
じゃあ、逆に考えれば良いんですよ。
オレンジクラウンに当たる、プロペラシャフトのピニオンを慣らせば良いんです。

すっごく見づらいですが、ピニオンの真ん中辺りが削れて凹んでるのが分かりますか?
普通ならもう寿命と考えておかしくないほどですよね。
でも、Xだとまだまだです。
むしろもう少し削れて凹んでいた方がオイシイ。
そしてもう一つ。
カウンターギヤは本番用は使わないようにしましょう。
そりゃ長時間回しっぱなしにしてるんですから、軸が磨耗するカウンターは使えなくなって当然です。
もう使わないようなジャンク品でいいでしょう。
このような感じで俺は毎回Xの駆動を仕立て上げているわけです。
つまり俺がXを作ろうとしたら、駆動を作るのにえらい時間がかかるので最低2週間ほどかかります。
手間がかかるけど手間要らず、そんな不思議なシャーシですよ、Xは。
・・・・・実はこの方法、公開しようかしないか迷っていたんです。
慣らしまくるとXはずいぶん変わりますから。
公開しようと思ったのはこういうのを公開しても、周りがVSやMSばかり使ってXが不人気であることに変わりはないからなんですよねぇ(泣
前に話したように、Xは駆動方式が全シャーシの中でもかなり特殊な方式のため、抵抗抜き等の加工をするとバランスが崩れ、速くなるどころか逆に遅くなるというシャーシです。
じゃあ、Xは駆動を弄らないで速くするしかないのか?
みんな、マシンを作ったら、まずは何をする?
準備体操・・・・すなわち、「慣らし」があるよね?
そう。
Xは駆動を弄れない。
なら、慣らしまくればいいんですよ。
そんなこんなで今回俺が公開するビックリドッキリメカー!

ギヤ慣らし器
慣らしまくると言っても、これから使うシャーシで慣らしを過度に行うと、各部品の接触する部分(ペラ受け、ギヤの接触する壁)が削れてしまい、本番を向かえる前に寿命が来てしまいます。
そこで、使わなくなったXを使って本番用のギヤだけを慣らす装置にするのです。
最初はエネループなどの長くモーターを回していられる電池を使って慣らしを行っていたのですが、横着者の俺は
「電池交換するのめんどくさいー!定期的に見るのめんどくさいー!ずっと回ってるのがいいのー!」
と子供のような駄々をこね、コンセントから電力を供給することに。
一番手っ取り早い方法としてACアダプターを使用して直流電流を取りました。
通販で3V、2AのACアダプタを買い、+-を確認して端子にハンダ付け。

これでモーターが焼ききれるまで回り続ける慣らし器の完成です。
ノーマルモーターを使用して約一週間回しっぱなしで焼ききれます。
ここで注意点。
慣らしまくるの良いんですが、オレンジクラウンはなかなか形が変わってくれません。
慣らしても削れてくれないんです。
じゃあ、逆に考えれば良いんですよ。
オレンジクラウンに当たる、プロペラシャフトのピニオンを慣らせば良いんです。

すっごく見づらいですが、ピニオンの真ん中辺りが削れて凹んでるのが分かりますか?
普通ならもう寿命と考えておかしくないほどですよね。
でも、Xだとまだまだです。
むしろもう少し削れて凹んでいた方がオイシイ。
そしてもう一つ。
カウンターギヤは本番用は使わないようにしましょう。
そりゃ長時間回しっぱなしにしてるんですから、軸が磨耗するカウンターは使えなくなって当然です。
もう使わないようなジャンク品でいいでしょう。
このような感じで俺は毎回Xの駆動を仕立て上げているわけです。
つまり俺がXを作ろうとしたら、駆動を作るのにえらい時間がかかるので最低2週間ほどかかります。
手間がかかるけど手間要らず、そんな不思議なシャーシですよ、Xは。
・・・・・実はこの方法、公開しようかしないか迷っていたんです。
慣らしまくるとXはずいぶん変わりますから。
公開しようと思ったのはこういうのを公開しても、周りがVSやMSばかり使ってXが不人気であることに変わりはないからなんですよねぇ(泣
ローラーセッティング(超大径タイヤ編)
前回に引き続き、今回もローラーセッティングについて書きます。
今回はカツカツの超大径タイヤでのセッティングです。
何回も書いたと思いますが、Xはバンパーが半端無く剛性が高い為、井桁にする必要がありません。
しかし・・・・超大径タイヤを履かせる場合、どうしてもタイヤがバンパーに当たってしまいます。
バンパーそのままで超大径タイヤをフロントに履かせる場合広いトレッドを更に広げなくてはならない・・・・・。
「そんなのヤダヤダー!」と半狂乱状態で考えた俺は、Xのバンパーを穴が開くほど観察することに。
そして、一つの光を見たのです。

この部分、使えるんじゃね?
というわけで、写真の赤丸部分の縦補強の壁を利用して、井桁用バンパーを取り付けるステーを作製します。
まずはバンパーをザクザクやりましょう。

カーボンXザックザクやぞ!
ここで注意点。
何故こんな歪な形をしているかというと、マソモソさんのサイトにあるバンパー強化法をするためです。
ギアカバーの部分に紙を貼るので、そこに当たる部分を残します。
そう考えると・・・・

この部分、切り取らないで残して置けばよかった・・・・
(´・ω・`)
で、この壁の部分にFRPを短く切った物を貼り付け、ステー用のFRPを通します。

フロントバンパーの場合もリアと同じように、Xの特徴の「長い」を改善するため、タイヤギリギリになるように調整して取り付けましょう。

写真はもう使わなくなった超大径タイヤを付けて間隔を確認している所。
写真ではもう接着しちゃってますが、間隔調整は必ず接着する前にやってくださいね!
そうしたら、形を整形して・・・・・

キレイにして、完成。

どうでしょう?これで井桁マシンと同じ要領でバンパーの調整、交換が出来るようになります。
このバンパー作成法は、俺の「Xを使って全国大会に出場したい!」という執念が生み出した形になります。
「VSとかS1とかで作った方がラクじゃん」
そういうこと言うなぁぁぁぁぁぁ!!
。・。(ノД`)。・。
今回はカツカツの超大径タイヤでのセッティングです。
何回も書いたと思いますが、Xはバンパーが半端無く剛性が高い為、井桁にする必要がありません。
しかし・・・・超大径タイヤを履かせる場合、どうしてもタイヤがバンパーに当たってしまいます。
バンパーそのままで超大径タイヤをフロントに履かせる場合広いトレッドを更に広げなくてはならない・・・・・。
「そんなのヤダヤダー!」と半狂乱状態で考えた俺は、Xのバンパーを穴が開くほど観察することに。
そして、一つの光を見たのです。

この部分、使えるんじゃね?
というわけで、写真の赤丸部分の縦補強の壁を利用して、井桁用バンパーを取り付けるステーを作製します。
まずはバンパーをザクザクやりましょう。

カーボンXザックザクやぞ!
ここで注意点。
何故こんな歪な形をしているかというと、マソモソさんのサイトにあるバンパー強化法をするためです。
ギアカバーの部分に紙を貼るので、そこに当たる部分を残します。
そう考えると・・・・

この部分、切り取らないで残して置けばよかった・・・・
(´・ω・`)
で、この壁の部分にFRPを短く切った物を貼り付け、ステー用のFRPを通します。

フロントバンパーの場合もリアと同じように、Xの特徴の「長い」を改善するため、タイヤギリギリになるように調整して取り付けましょう。

写真はもう使わなくなった超大径タイヤを付けて間隔を確認している所。
写真ではもう接着しちゃってますが、間隔調整は必ず接着する前にやってくださいね!
そうしたら、形を整形して・・・・・

キレイにして、完成。

どうでしょう?これで井桁マシンと同じ要領でバンパーの調整、交換が出来るようになります。
このバンパー作成法は、俺の「Xを使って全国大会に出場したい!」という執念が生み出した形になります。
「VSとかS1とかで作った方がラクじゃん」
そういうこと言うなぁぁぁぁぁぁ!!
。・。(ノД`)。・。