ミニ四駆の基礎 Ver,2018 「7.その後は・・・・」
ミニ四駆の基礎Ver,2018 目次
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策
4.ブレーキについて 基礎知識編
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~
7.その後は・・・(この記事)
どーも皆様こんばんわ。まてぃぇぅでございます。
基礎編2018年版の最後の記事です。
文章ばっかりになってしまってウンザリしてしまうかもしれませんが(汗
テーマは
その後は・・・・・
前までの六つの記事を見て基礎の基礎は理解できたかと思いますが、その後に速さを追求していくと「これ以上速くするのはどうやったらいいんだよ!」という悩みにブチ当たるかと思います。
同時に「この速度でどうやってジャンプセクションを攻略すりゃあいいんだよ!」という悩みも出てくるかと思います。
ジャンプ以外の「平面の速度」の基本的な上昇には以下の要因が絡んできます。
・駆動効率の底上げ
・軽量化
・各部品の精度・加工
・部品の選別
・モーターパワー
・電池のパワー
解説していきます。
・駆動効率の底上げ
これは皆さん「抵抗抜き」や「ギヤ加工」を想像されるかと思います。
これは新しいシャーシ(FM-A、MA、AR、スーパー2、MS等)ではあまり気にしなくてもいいかもしれません。
と言うのもこれらの新しいシャーシでは駆動効率がタミヤで確立されており、ヘタにギヤやシャーシを加工するとかえって遅くなってしまう傾向があるからです。
まてぃぇぅの場合VSであれば駆動関係(ギヤやシャーシ内部)は全くの無加工でいいと思いますし、MSやMAに関しても同じく無加工が一番いいと思っています。
FM-AとAR、スーパー2に関してはまだ深いところまでいじったことが無いので何とも言えませんが、駆動を見ただけで「ああ、こりゃ速くて当然だわ(汗」となるくらい駆動が見事に作られています。
このようなシャーシに関してはその他の要因で速度アップを図るのがいいかと思いますが、問題は旧型のシャーシを使っている場合。
スーパー1やTZシャーシなどは駆動に問題が多々ありますので加工や位置調整は必須になりますね。
まてぃぇぅ愛用のスーパーX系列も駆動効率は上位に入りますが、ちょいちょい加工してやると非常に良い駆動になったりします。
これに関しては挑戦してみたいという人は挑戦してみるのもいいと思います。
ですが、必ず「ノーマルでの駆動と、加工した時の駆動」で比較してみて下さいね?
ノーマルでの駆動の速さを知らないと加工したら速くなるのか、遅くなるのかという基準がわからなくなりますのでチューニングが迷宮入りします。俺のように。
・軽量化
軽さは速度にダイレクトに響きます。
モーターがう〇こでも電池がクソでも、極限まで軽ければ周りに肉薄するほどの速度で走ることも可能です。
まてぃぇぅのXは常に軽くすることを第一目標に作成しており、一年間で軽量化の研究を続けた結果、立体対策をバリバリしているマシンでも100g以下まで軽くすることができています。


作り始めた当初は120g程でしたから、20gは軽量化できていますね。
ミニ四駆の20gは物凄くデカいですよ。ネオチャンプが一本18g程度ありますから、電池一本減らしたのと同じくらいの差があります。
わかりやすい軽量化のやり方としては、プレート類などをカーボンプレートに変えていくのが一番わかりやすいですね。
ちょっと勘違いしている人がいますが、FRPとカーボンプレートを重量で比較した場合、カーボンプレートの方が軽量になります。
そしてFRPプレートよりも頑丈で変形しにくい・割れにくくなりますので、さらに削り込んで軽量化することができます。
こうやってカーボンで固めていくとマシンのコストはうなぎのぼりに高額になっていきますが、重量はガンガン軽くなっていきます(汗
また、ミニ四駆で重量の重いものランキングで見ていくと「電池」「モーター」「タイヤ」がトップ3となります。
なので後述するペラタイヤなどでタイヤのゴム部分を減らすことでかなりの軽量化になっていきます。
こうやって少しずつ少しずつ研ぎ澄ますように軽量化していくことで、塵も積もればなんとやらという訳ですね。
シャーシ肉抜きに関しては抜いていい部分と抜いちゃマズい部分があり、駆動に絡んでくる部分もありますので、その辺りは研究したり先人の知恵を借りるのもいいかもしれません。
軽量化を突き詰めたいというのであればデジタルスケール(デジタル秤)を購入しましょう。
0.01g単位で計測できるものが2000円ほどで購入できます。これが無いと軽量化の突き詰めは難しいです。
・各部品の精度・加工
ミニ四駆は大量生産品です。
特にタイヤに関しては工場出荷状態ではブレブレのガタガタですから、これを加工してやって真円に限りなく近くしてやるのが一番いいです。
最近の流行では「ペラタイヤ」としてタイヤを限りなく薄くして加工するのが定番ですね。
こうやってタイヤを精度よくしてやることでパワーは効率よく地面に伝わるようになりますから、速度は自然と出るようになります。
あとはギヤなども各部品でブレ・公差などがありますからそれをちょいちょい加工してやって精度を出してやったりすると速度は上がっていきます。
・部品の選別
これをやり始めるともう大変。お金と場所と時間がいくらあっても足りません(汗
まてぃぇぅは殆どやらない事ですが、最低限「真っ直ぐなドライブシャフト」だけは選別しています。
それ以外ですと「良く回るボールベアリング(ローラー)」「歪んでいないシャーシ」「ブレていないギヤ」「ブレていないホイール」等がありますね。
まぁ、これをやり始めてしまうと廃人となってしまいますのでホドホドでいいでしょう(汗
というか最初のうちはやらなくてもいいと思います。
・モーターパワー
これはミニ四駆の速度において重要な要素ですね。
いっくらシャーシやタイヤを精度良く作って部品を選別しても、モーターがヘロヘロだと本来の速度が出ません。
最近のパワーのあるモーターはアタリモーターとハズレモーターの落差が極端に激しいので、やっぱり速度を上げるには何個か買って一番速いものを選別することが必要になってきます。
あと、慣らしの仕方も重要になってきます。
パワーのあるスプリントダッシュやパワーダッシュ、マッハダッシュPRO等は慣らしの仕方で速度に大きな差が出ますので、良いモーターを作るには慣らしの仕方も勉強するのがいいと思います。
ここは各自勉強し経験を積んでいただきたい気持ちがあるので、具体的な方法は記載しないでおこうと思います。
最近ではYoutubeやホームページ・ブログ等で慣らし方法が腐るほど出てきますので色々試してみるのがいいと思います。
・電池のパワー
これは一番お金のかかるところでしょうかね・・・・(汗
電池と言いますが、それすなわち「ネオチャンプ(充電電池)の育成」の事です。
これは以前ネオチャンプの育成設定を記事にしたことがありますが、こういうちょっと凝った機材をそろえないと中々難しいものがあります。
入門用としてライトユーザー向けの充電器を一台購入してもいいと思いますが、それでも1万円程してしまいます。
電池の育成には機材とノウハウが必要になりますが、それでもバチッと作った電池は凄まじいパワーが出ます。
こういった電池の育成も廃人への第一歩となってしまいますので、やりたい方だけやればいいかと(汗
ここで言っている入門向け充電器、今買えるもので言うと
・YOKOMO YZ-114 PLUS
・イーグル模型 AC/DC CDC D2チャージャー
・HITEC X4 Advanced Pro
・HITEC X4 AdvancedⅡ・Ⅲ
・ISDT C4 Smart Charger
等が挙げられますね。
初心者向けで使いやすい物というとこの中ではC4チャージャーが一番おすすめです。
具体的な「平面での速度アップ」は以上ですかね。
次は「立体での制御」になりますが・・・・
これに関しては自分も実験・研究中であり、どんな方法がいいのか模索しています。
現在流行りのチューンと言えば・・・・
・ヒクオ
これは画像検索などで溢れるほど出てきますが、10年ほど前に登場した「提灯改造」を「より低い位置に」とした物です。
これの制振性、着地の安定さは非常に優れています。
・東北ダンパー
一時期より流行りだしたリヤに付けるスイング式マスダンパー。
簡単な作りでリヤのバウンドがかなり抑えられます。
これは簡単・コストも抑えられる・制振性もいいと優れた装備ですね。
この機構はタミヤからGUPとして販売しています。
・MSフレキ
MSシャーシ限定でのチューニング。
MSシャーシの分割できるシャーシ特性を利用し、その分割部を稼働可能にし、スプリング・ショックアブソバー(減衰システム)を組み込んだもの。
制振性はバツグンで、速度もMSシャーシの駆動効率の高さから非常に速く、現在主流の改造。
・ATバンパー
オートトラックバンパーの略で、ローラーを後ろ方向に稼働させるもの。
以前ロッキング対策としてXにも試験的に取り付けていました。
最近ではこれを前後上下に動かすことにより、立体セクション着地でCoしそうになった際にもローラーが動いてコース内に収まる、という仕組みが流行っています。
これに関してはまてぃぇぅは本気で作ったことが無く、前後方向は動かすことはできますが上下方向の動かし方がよくわかっていない状態ですので、その解説は割愛させてください(汗
・アンカーシステム
リアバンパーをスプリングとビス一本で支持し、ぐりんぐりん動かすもの。
これもATバンパーと同じく着地で引っかかりそうになった時に動いてコース内に留めるものですね。
また、もちろん前後左右にグリグリ動くダンパーであるので、スライドダンパーと同じく衝撃吸収の効果もあります。
「もうこれ以上どうすればいいかわからない!」というのであれば上記のような機構をまずは見よう見まねで組んでみるのもいいと思います。
MSフレキは動画や実際の走行で何度も見ていますが、驚異的な立体のクリア率を誇りますし、作るのがそれほど難しくなさそうです。
「加工とか怖くてできない・・・・失敗したらどうしよう・・・」と躊躇する必要はありません。
まぁ失敗したらその分お金がかかるかもしれませんが、なにも何十万も吹っ飛ぶわけじゃありませんし、なんでもトライしてみるのがいいと思いますよ。
なんだったら「サイドマスダンパーを極めてみる」のもいいと思いますし、さらに「マスダンパーレスでどれだけできるか挑戦してみる!」のもアリだと思いますよ!w
そうやって自分なりの「正解」と「失敗」を見つけていく、それがミニ四駆の楽しみ方であると思います。
まてぃぇぅの方針は一貫して
「Xで大会で上位に食い込む」
という事を第一目標として制作しています。
実際にレースに出場してみるとわかると思いますが、周りはMSフレキだらけ、本当に見渡す限りMSという状態ですからね(汗
そんな状況つまんねぇ!Xで旋風を巻き起こす!それがまてぃぇぅの方針です。
そんな感じでありますから「世間一般の常識・定番チューン」なんて適応できません。
上記MSフレキやATバンパー、アンカーシステムを詳細に解説できないのはこれが原因です(汗
もはやマシンがガラパゴス的に独自進化していっている、そう感じますねw
いいんです、ミニ四駆はどこまで行っても「遊び」「趣味」でありますから、(周りに迷惑をかけなければ)どんなことをしたっていいんです。
この記事でも書いていますが、一番大事なのは
マシンに愛情を注ぐこと
これです。
とりあえずこれ組んどきゃあいいだろー!ぱぱーっと組んでハイ完成!
というマシンは不思議と速くならないもの。
どうやればいいか考えて考えて、それでやっとこさ完成したマシンがコースを走る、そうやって愛情を込めてやればマシンは応えてくれるはずです。
さて、まてぃぇぅが言える基礎のような部分はこんなもんでしょうかね。
あと、ミニ四駆に関してはTwitter内での交流や新たな機構の発見などが盛んにおこなわれています。
通常のブログやホームページなどよりも掲載スピードや技術の進歩は速い傾向があるようなので、できればTwitter内でのミニ四駆情報はチェックしてみるといいかもしれません。
あと、ミニ四駆サーキット場の営業時間変更やコースレイアウト情報、最新情報の発表などをTwitterでのみ行っているお店が多々あります。
あのお店に行ってみたいけど、まだコースはあるかな?今日は営業時間は何時からやっているだろう?等の情報がいち早く閲覧できますので、ぜひそう言った情報はチェックすることが望ましいですね。
それではこれで「基礎編 2018年版」を一旦終わりたいと思います。
皆様も楽しんでミニ四駆やりましょうね!
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策
4.ブレーキについて 基礎知識編
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~
7.その後は・・・(この記事)
どーも皆様こんばんわ。まてぃぇぅでございます。
基礎編2018年版の最後の記事です。
文章ばっかりになってしまってウンザリしてしまうかもしれませんが(汗
テーマは
その後は・・・・・
前までの六つの記事を見て基礎の基礎は理解できたかと思いますが、その後に速さを追求していくと「これ以上速くするのはどうやったらいいんだよ!」という悩みにブチ当たるかと思います。
同時に「この速度でどうやってジャンプセクションを攻略すりゃあいいんだよ!」という悩みも出てくるかと思います。
ジャンプ以外の「平面の速度」の基本的な上昇には以下の要因が絡んできます。
・駆動効率の底上げ
・軽量化
・各部品の精度・加工
・部品の選別
・モーターパワー
・電池のパワー
解説していきます。
・駆動効率の底上げ
これは皆さん「抵抗抜き」や「ギヤ加工」を想像されるかと思います。
これは新しいシャーシ(FM-A、MA、AR、スーパー2、MS等)ではあまり気にしなくてもいいかもしれません。
と言うのもこれらの新しいシャーシでは駆動効率がタミヤで確立されており、ヘタにギヤやシャーシを加工するとかえって遅くなってしまう傾向があるからです。
まてぃぇぅの場合VSであれば駆動関係(ギヤやシャーシ内部)は全くの無加工でいいと思いますし、MSやMAに関しても同じく無加工が一番いいと思っています。
FM-AとAR、スーパー2に関してはまだ深いところまでいじったことが無いので何とも言えませんが、駆動を見ただけで「ああ、こりゃ速くて当然だわ(汗」となるくらい駆動が見事に作られています。
このようなシャーシに関してはその他の要因で速度アップを図るのがいいかと思いますが、問題は旧型のシャーシを使っている場合。
スーパー1やTZシャーシなどは駆動に問題が多々ありますので加工や位置調整は必須になりますね。
まてぃぇぅ愛用のスーパーX系列も駆動効率は上位に入りますが、ちょいちょい加工してやると非常に良い駆動になったりします。
これに関しては挑戦してみたいという人は挑戦してみるのもいいと思います。
ですが、必ず「ノーマルでの駆動と、加工した時の駆動」で比較してみて下さいね?
ノーマルでの駆動の速さを知らないと加工したら速くなるのか、遅くなるのかという基準がわからなくなりますのでチューニングが迷宮入りします。俺のように。
・軽量化
軽さは速度にダイレクトに響きます。
モーターがう〇こでも電池がクソでも、極限まで軽ければ周りに肉薄するほどの速度で走ることも可能です。
まてぃぇぅのXは常に軽くすることを第一目標に作成しており、一年間で軽量化の研究を続けた結果、立体対策をバリバリしているマシンでも100g以下まで軽くすることができています。


作り始めた当初は120g程でしたから、20gは軽量化できていますね。
ミニ四駆の20gは物凄くデカいですよ。ネオチャンプが一本18g程度ありますから、電池一本減らしたのと同じくらいの差があります。
わかりやすい軽量化のやり方としては、プレート類などをカーボンプレートに変えていくのが一番わかりやすいですね。
ちょっと勘違いしている人がいますが、FRPとカーボンプレートを重量で比較した場合、カーボンプレートの方が軽量になります。
そしてFRPプレートよりも頑丈で変形しにくい・割れにくくなりますので、さらに削り込んで軽量化することができます。
こうやってカーボンで固めていくとマシンのコストはうなぎのぼりに高額になっていきますが、重量はガンガン軽くなっていきます(汗
また、ミニ四駆で重量の重いものランキングで見ていくと「電池」「モーター」「タイヤ」がトップ3となります。
なので後述するペラタイヤなどでタイヤのゴム部分を減らすことでかなりの軽量化になっていきます。
こうやって少しずつ少しずつ研ぎ澄ますように軽量化していくことで、塵も積もればなんとやらという訳ですね。
シャーシ肉抜きに関しては抜いていい部分と抜いちゃマズい部分があり、駆動に絡んでくる部分もありますので、その辺りは研究したり先人の知恵を借りるのもいいかもしれません。
軽量化を突き詰めたいというのであればデジタルスケール(デジタル秤)を購入しましょう。
0.01g単位で計測できるものが2000円ほどで購入できます。これが無いと軽量化の突き詰めは難しいです。
・各部品の精度・加工
ミニ四駆は大量生産品です。
特にタイヤに関しては工場出荷状態ではブレブレのガタガタですから、これを加工してやって真円に限りなく近くしてやるのが一番いいです。
最近の流行では「ペラタイヤ」としてタイヤを限りなく薄くして加工するのが定番ですね。
こうやってタイヤを精度よくしてやることでパワーは効率よく地面に伝わるようになりますから、速度は自然と出るようになります。
あとはギヤなども各部品でブレ・公差などがありますからそれをちょいちょい加工してやって精度を出してやったりすると速度は上がっていきます。
・部品の選別
これをやり始めるともう大変。お金と場所と時間がいくらあっても足りません(汗
まてぃぇぅは殆どやらない事ですが、最低限「真っ直ぐなドライブシャフト」だけは選別しています。
それ以外ですと「良く回るボールベアリング(ローラー)」「歪んでいないシャーシ」「ブレていないギヤ」「ブレていないホイール」等がありますね。
まぁ、これをやり始めてしまうと廃人となってしまいますのでホドホドでいいでしょう(汗
というか最初のうちはやらなくてもいいと思います。
・モーターパワー
これはミニ四駆の速度において重要な要素ですね。
いっくらシャーシやタイヤを精度良く作って部品を選別しても、モーターがヘロヘロだと本来の速度が出ません。
最近のパワーのあるモーターはアタリモーターとハズレモーターの落差が極端に激しいので、やっぱり速度を上げるには何個か買って一番速いものを選別することが必要になってきます。
あと、慣らしの仕方も重要になってきます。
パワーのあるスプリントダッシュやパワーダッシュ、マッハダッシュPRO等は慣らしの仕方で速度に大きな差が出ますので、良いモーターを作るには慣らしの仕方も勉強するのがいいと思います。
ここは各自勉強し経験を積んでいただきたい気持ちがあるので、具体的な方法は記載しないでおこうと思います。
最近ではYoutubeやホームページ・ブログ等で慣らし方法が腐るほど出てきますので色々試してみるのがいいと思います。
・電池のパワー
これは一番お金のかかるところでしょうかね・・・・(汗
電池と言いますが、それすなわち「ネオチャンプ(充電電池)の育成」の事です。
これは以前ネオチャンプの育成設定を記事にしたことがありますが、こういうちょっと凝った機材をそろえないと中々難しいものがあります。
入門用としてライトユーザー向けの充電器を一台購入してもいいと思いますが、それでも1万円程してしまいます。
電池の育成には機材とノウハウが必要になりますが、それでもバチッと作った電池は凄まじいパワーが出ます。
こういった電池の育成も廃人への第一歩となってしまいますので、やりたい方だけやればいいかと(汗
ここで言っている入門向け充電器、今買えるもので言うと
・YOKOMO YZ-114 PLUS
・イーグル模型 AC/DC CDC D2チャージャー
・HITEC X4 Advanced Pro
・HITEC X4 AdvancedⅡ・Ⅲ
・ISDT C4 Smart Charger
等が挙げられますね。
初心者向けで使いやすい物というとこの中ではC4チャージャーが一番おすすめです。
具体的な「平面での速度アップ」は以上ですかね。
次は「立体での制御」になりますが・・・・
これに関しては自分も実験・研究中であり、どんな方法がいいのか模索しています。
現在流行りのチューンと言えば・・・・
・ヒクオ
これは画像検索などで溢れるほど出てきますが、10年ほど前に登場した「提灯改造」を「より低い位置に」とした物です。
これの制振性、着地の安定さは非常に優れています。
・東北ダンパー
一時期より流行りだしたリヤに付けるスイング式マスダンパー。
簡単な作りでリヤのバウンドがかなり抑えられます。
これは簡単・コストも抑えられる・制振性もいいと優れた装備ですね。
この機構はタミヤからGUPとして販売しています。
・MSフレキ
MSシャーシ限定でのチューニング。
MSシャーシの分割できるシャーシ特性を利用し、その分割部を稼働可能にし、スプリング・ショックアブソバー(減衰システム)を組み込んだもの。
制振性はバツグンで、速度もMSシャーシの駆動効率の高さから非常に速く、現在主流の改造。
・ATバンパー
オートトラックバンパーの略で、ローラーを後ろ方向に稼働させるもの。
以前ロッキング対策としてXにも試験的に取り付けていました。
最近ではこれを前後上下に動かすことにより、立体セクション着地でCoしそうになった際にもローラーが動いてコース内に収まる、という仕組みが流行っています。
これに関してはまてぃぇぅは本気で作ったことが無く、前後方向は動かすことはできますが上下方向の動かし方がよくわかっていない状態ですので、その解説は割愛させてください(汗
・アンカーシステム
リアバンパーをスプリングとビス一本で支持し、ぐりんぐりん動かすもの。
これもATバンパーと同じく着地で引っかかりそうになった時に動いてコース内に留めるものですね。
また、もちろん前後左右にグリグリ動くダンパーであるので、スライドダンパーと同じく衝撃吸収の効果もあります。
「もうこれ以上どうすればいいかわからない!」というのであれば上記のような機構をまずは見よう見まねで組んでみるのもいいと思います。
MSフレキは動画や実際の走行で何度も見ていますが、驚異的な立体のクリア率を誇りますし、作るのがそれほど難しくなさそうです。
「加工とか怖くてできない・・・・失敗したらどうしよう・・・」と躊躇する必要はありません。
まぁ失敗したらその分お金がかかるかもしれませんが、なにも何十万も吹っ飛ぶわけじゃありませんし、なんでもトライしてみるのがいいと思いますよ。
なんだったら「サイドマスダンパーを極めてみる」のもいいと思いますし、さらに「マスダンパーレスでどれだけできるか挑戦してみる!」のもアリだと思いますよ!w
そうやって自分なりの「正解」と「失敗」を見つけていく、それがミニ四駆の楽しみ方であると思います。
まてぃぇぅの方針は一貫して
「Xで大会で上位に食い込む」
という事を第一目標として制作しています。
実際にレースに出場してみるとわかると思いますが、周りはMSフレキだらけ、本当に見渡す限りMSという状態ですからね(汗
そんな状況つまんねぇ!Xで旋風を巻き起こす!それがまてぃぇぅの方針です。
そんな感じでありますから「世間一般の常識・定番チューン」なんて適応できません。
上記MSフレキやATバンパー、アンカーシステムを詳細に解説できないのはこれが原因です(汗
もはやマシンがガラパゴス的に独自進化していっている、そう感じますねw
いいんです、ミニ四駆はどこまで行っても「遊び」「趣味」でありますから、(周りに迷惑をかけなければ)どんなことをしたっていいんです。
この記事でも書いていますが、一番大事なのは
マシンに愛情を注ぐこと
これです。
とりあえずこれ組んどきゃあいいだろー!ぱぱーっと組んでハイ完成!
というマシンは不思議と速くならないもの。
どうやればいいか考えて考えて、それでやっとこさ完成したマシンがコースを走る、そうやって愛情を込めてやればマシンは応えてくれるはずです。
さて、まてぃぇぅが言える基礎のような部分はこんなもんでしょうかね。
あと、ミニ四駆に関してはTwitter内での交流や新たな機構の発見などが盛んにおこなわれています。
通常のブログやホームページなどよりも掲載スピードや技術の進歩は速い傾向があるようなので、できればTwitter内でのミニ四駆情報はチェックしてみるといいかもしれません。
あと、ミニ四駆サーキット場の営業時間変更やコースレイアウト情報、最新情報の発表などをTwitterでのみ行っているお店が多々あります。
あのお店に行ってみたいけど、まだコースはあるかな?今日は営業時間は何時からやっているだろう?等の情報がいち早く閲覧できますので、ぜひそう言った情報はチェックすることが望ましいですね。
それではこれで「基礎編 2018年版」を一旦終わりたいと思います。
皆様も楽しんでミニ四駆やりましょうね!
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ミニ四駆の基礎 Ver,2018 「6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~」
ミニ四駆の基礎Ver,2018 目次
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策
4.ブレーキについて 基礎知識編
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~(この記事)
7.その後は・・・
どもども皆様こんばんわ。まてぃぇぅです。
どうですか?マシンは走らせましたか?ガンガンCOさせてきましたか?w
こんなガンガンに走らせて来ると、絶対必要な作業があります。
そんなこんなで今回のテーマ。
走らせたあとは? ~メンテナンス編~
マシンを走らせると絶対に汚れますし、各部分が痛み、消耗し、場合によっては壊れる物もあります。
そんな時でもメンテナンスをすればかなり長期間マシンのコンディションを維持できますし、長くマシンを触っていればそれなりの癖やセッティングの方向性も見えてきます。
正直な所、メンテナンスという作業はもんの凄くメンドクサイ物です。
こんなことは言いたくありませんが、シャーシを一回限りで交換してギヤ類なども使い捨て、タイヤも使い捨てにしてしまえば楽と言えます。
しかしそんなことはこのブログ読者にはしてほしくありません。
まてぃぇぅも昔はそういう傾向がありましたが、そうやって一回一回使い捨てにしていくたびに大事な所が抜けてしまい、大切な基本を忘れてしまい、中々速くならなかった、成長できなかった、そういう経験があります。
それに。
各摩耗部分が走行させることによって慣れてきて、回転部分がスムーズになっていく(所謂「アタリがつく」)、メンテナンスで寿命を延ばして使っていくとそういったメリットもあります。
特にシャーシとギヤの接触部分はその傾向が強いです。
まぁ、片軸モーターの場合はプロペラシャフトの受けの摩耗が一番問題になってきますが、それだって半年とかは持続できる物です。
そんなこんなでメンテナンスしていきましょう!
まず、マシンをバラしていきます。


これが一番面倒(汗)
最低でもフロントバンパー・リアバンパーは外し、ギヤ周り、各ベアリング、タイヤなどを外します。
まずは駆動関係の清掃ですね。
綿棒やティッシュを使用して古いグリスをきれいにふき取り、各ギヤを掃除していきます。
まぁギヤの隙間までふき取れなんて言いませんから、ギヤがきれいになるくらいまで拭きましょうw
シャーシ内部も古いグリスでベトベトだと思うんで、綿棒を使用してきれいにしていきます。




低摩擦軸受け等は、外してティッシュで拭き取った後に綿棒で中身をきれいにします。


軸受けやローラーにボールベアリングを使用している場合はこの記事に書いてあるように灯油やジッポオイルの入っている瓶に投入し、再脱脂・・・・というか、灯油でベアリングを洗浄します。
ハトメ軸受けの場合は・・・・まぁ、ハトメは新品に交換するのがいいですね。
予備が無い場合はティッシュで拭き取って奇麗にするのもいいですし、後述のパーツクリーナーでグリスを吹き飛ばすのもいいかもしれません。
ターミナル類も清掃しましょう。

ターミナル類などは素手で触らないようにピンセットなどでつまみ上げ、ホームセンターや薬局などで売っている「金属磨き布」を使用して掃除するといいでしょう。



電池の端子などがターミナルに触れるとやっぱり汚れて接触不良の原因になります。金属磨き布で拭くことにより接点が復活します。
まぁ、モーター側のターミナルは面倒な時はモーターホルダーに付けたまま拭いていますが(汗
注意点ですが、金属磨き布を使った後は必ずティッシュなどでターミナルを拭いておきましょう。アルコールなどで拭くのもいいかもしれません。
金属磨き布には研磨剤がコーティングしてあります。この研磨剤がターミナルに残っているとやっぱり接触不良の原因になりますので、忘れずに拭き取っておきましょう。
シャーシが終了したらタイヤとブレーキです。
一回サーキットを走行させると、一番汚れがひどくなるのがタイヤとブレーキスポンジです。
コースの汚れという汚れを掻き上げてガサガサになります(汗)
タイヤが汚れるとコース上でグリップしなくなり、「なんだかスリップしているような音がして遅いし、加速しない」という状態になります。
ブレーキスポンジも汚れるとブレーキが効かなくなり、正常なブレーキ力を発揮できません。
これはパーツクリーナーを使用します。
ホームセンターに行くと300~400円ほどでやっすいパーツクリーナーが売っていますので、それを購入します。
そして汚れたタイヤやスポンジにシューーッ!と噴きかけます。
※注意!①
パーツクリーナーの種類によって、「溶かす能力(洗浄力)」が強すぎるものがあり、そういうものは汚れを落とす以上にタイヤやシャーシまでも溶かしてしまう可能性があります。
選ぶコツとしては「キャブクリーナー」と記載してあるようなものは強力すぎる傾向があり、ただ単に「パーツクリーナー」と書いてあるものはソコソコの洗浄力であるようです。
あとは値段ですね。
高価なパーツクリーナー・キャブクリーナーになるとそれだけ洗浄力が強く、安いものになるとそれほどでもないという感じです。
まてぃぇぅの使用しているパーツクリーナーは840ml入りで288円と、激安ですw


風呂場が汚いなぁ・・・・
噴きかけたら乾かないうちにすぐに雑巾やウエスでキュキュッと拭き取ります。



そうするとタイヤやスポンジの表面の汚れがゴッソリ取れます。
白い系のタイヤになると表面がみるみるうちに奇麗になっていきますので見ていて気持ちがいいですw
※注意!②
この作業はパーツクリーナーを風呂場で使用していますが、できる限りこの作業は外で行わなければなりません。
パーツクリーナーのガスは可燃性ガスであり、室内で大量に使ったりすると爆発する危険性があるので、読者の皆様はできる限り外で使用するようにしてください!!
これでシャーシ基部の掃除は終了ですね。
そうしたら車体の組み方編にあったようにグリスアップポイントに気を付けながら丁寧に組み上げていきます。
片軸モーターシャーシの場合はもちろんプロペラシャフトの長さを調整しながら組み上げましょう。
シャーシ部が終わったらバンパー・ローラーをチェックします。

FRP・カーボンプレートに亀裂や割れがないかどうかチェックし、同時にビス類に曲がりが無いかもチェックします。

COさせているとフロントスタビなどはダメージをモロに受けますので一番曲がりやすい部分になります。
曲がってしまったら、軽いものであればラジペンなどでグイっと曲がりを修正してしまったりしますね。
あんまり酷いものになると交換しています。
プレート類は亀裂が入ってしまったり割れてしまったら交換しかありませんね。
ローラーも出来れば全て外し、プラローラーの場合は古いグリスやオイルなどを拭き取って奇麗にします。


ボールベアリング系のローラーの場合は、軸受けのボールベアリングと同じように灯油やジッポオイルに入れて洗浄します。
あと、コースとの接触面が金属のベアリングローラーの場合、コースの汚れをこびり付かせていることが多々あります。

これは独特の汚れなのですが、これを爪やティッシュなどを駆使して拭き取っておきましょう。
かなりガンコな汚れなので爪で削り落とすくらいの勢いでやらないと取れません(汗

バンパーやローラーの掃除も終わったら車体全体を組みなおしていきます。

今回メンテナンス中に気になったところがあったので多少手を加えました。
リアの19mm低摩擦プラローラーがちょっと個体差で厚いのか、ネジをちょっと締めただけで回らなくなってしまうので、軸を削って薄くしました。


バリとホコリを取ればよく回る低摩擦プラローラーになります。
また、リアブレーキスポンジが剥がれかけていた & 効きがちょっと強すぎるかな?と思ったので、青スポンジを切り出して作り直しました。

同時に高さもちょっとだけ高くしました。

ホイールですが、一回シャフトから取っただけでスカスカになってしまいました(汗
なのでGUPで売っているローハイト小径タイヤに変更。

こんな感じでシャーシ関係・タイヤ・ブレーキ・ローラー類をきれいにしておくように心がければ驚くほど長い期間コンディションを維持できます。
普通のノーマルABS樹脂のシャーシだって半年は使えますし、ポリカABSの強化シャーシであればもっともっと長持ちします。
そうやって長持ちさせていけばシャーシに愛着も沸きますし、何より「マシンを走らせるとどの部分が一番痛むのか」がわかるようになります。
それがわかってくると、今度はその部分を壊れないようにという発想も浮かびますし、レース中に急に遅くなったといったトラブル時に「ああ、ここが壊れた(トラブった)な」と原因がすぐにわかるようになります。
マシンに触れる機会も増えますからどのようにしたら一番いいコンディションにできるのか、どういう風に組み上げたら一番調子が良くなるのか、そういうことも手先で理解できるようになってきます。
さてさて、今までの基礎編2018年版を見ていれば、一番最初の取っ掛かりやマシンのいじり方、メンテナンスなど基礎知識はばっちり入ったと思います。
これから後は各自の自由に改造して無限大の世界を楽しむのが一番良いミニ四駆の楽しみ方ですねw
次は基礎編2018年版の最後の記事となりますが・・・・内容としては「応用編」になるかもしれませんね(汗
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策
4.ブレーキについて 基礎知識編
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~(この記事)
7.その後は・・・
どもども皆様こんばんわ。まてぃぇぅです。
どうですか?マシンは走らせましたか?ガンガンCOさせてきましたか?w
こんなガンガンに走らせて来ると、絶対必要な作業があります。
そんなこんなで今回のテーマ。
走らせたあとは? ~メンテナンス編~
マシンを走らせると絶対に汚れますし、各部分が痛み、消耗し、場合によっては壊れる物もあります。
そんな時でもメンテナンスをすればかなり長期間マシンのコンディションを維持できますし、長くマシンを触っていればそれなりの癖やセッティングの方向性も見えてきます。
正直な所、メンテナンスという作業はもんの凄くメンドクサイ物です。
こんなことは言いたくありませんが、シャーシを一回限りで交換してギヤ類なども使い捨て、タイヤも使い捨てにしてしまえば楽と言えます。
しかしそんなことはこのブログ読者にはしてほしくありません。
まてぃぇぅも昔はそういう傾向がありましたが、そうやって一回一回使い捨てにしていくたびに大事な所が抜けてしまい、大切な基本を忘れてしまい、中々速くならなかった、成長できなかった、そういう経験があります。
それに。
各摩耗部分が走行させることによって慣れてきて、回転部分がスムーズになっていく(所謂「アタリがつく」)、メンテナンスで寿命を延ばして使っていくとそういったメリットもあります。
特にシャーシとギヤの接触部分はその傾向が強いです。
まぁ、片軸モーターの場合はプロペラシャフトの受けの摩耗が一番問題になってきますが、それだって半年とかは持続できる物です。
そんなこんなでメンテナンスしていきましょう!
まず、マシンをバラしていきます。


これが一番面倒(汗)
最低でもフロントバンパー・リアバンパーは外し、ギヤ周り、各ベアリング、タイヤなどを外します。
まずは駆動関係の清掃ですね。
綿棒やティッシュを使用して古いグリスをきれいにふき取り、各ギヤを掃除していきます。
まぁギヤの隙間までふき取れなんて言いませんから、ギヤがきれいになるくらいまで拭きましょうw
シャーシ内部も古いグリスでベトベトだと思うんで、綿棒を使用してきれいにしていきます。




低摩擦軸受け等は、外してティッシュで拭き取った後に綿棒で中身をきれいにします。


軸受けやローラーにボールベアリングを使用している場合はこの記事に書いてあるように灯油やジッポオイルの入っている瓶に投入し、再脱脂・・・・というか、灯油でベアリングを洗浄します。
ハトメ軸受けの場合は・・・・まぁ、ハトメは新品に交換するのがいいですね。
予備が無い場合はティッシュで拭き取って奇麗にするのもいいですし、後述のパーツクリーナーでグリスを吹き飛ばすのもいいかもしれません。
ターミナル類も清掃しましょう。

ターミナル類などは素手で触らないようにピンセットなどでつまみ上げ、ホームセンターや薬局などで売っている「金属磨き布」を使用して掃除するといいでしょう。



電池の端子などがターミナルに触れるとやっぱり汚れて接触不良の原因になります。金属磨き布で拭くことにより接点が復活します。
まぁ、モーター側のターミナルは面倒な時はモーターホルダーに付けたまま拭いていますが(汗
注意点ですが、金属磨き布を使った後は必ずティッシュなどでターミナルを拭いておきましょう。アルコールなどで拭くのもいいかもしれません。
金属磨き布には研磨剤がコーティングしてあります。この研磨剤がターミナルに残っているとやっぱり接触不良の原因になりますので、忘れずに拭き取っておきましょう。
シャーシが終了したらタイヤとブレーキです。
一回サーキットを走行させると、一番汚れがひどくなるのがタイヤとブレーキスポンジです。
コースの汚れという汚れを掻き上げてガサガサになります(汗)
タイヤが汚れるとコース上でグリップしなくなり、「なんだかスリップしているような音がして遅いし、加速しない」という状態になります。
ブレーキスポンジも汚れるとブレーキが効かなくなり、正常なブレーキ力を発揮できません。
これはパーツクリーナーを使用します。
ホームセンターに行くと300~400円ほどでやっすいパーツクリーナーが売っていますので、それを購入します。
そして汚れたタイヤやスポンジにシューーッ!と噴きかけます。
※注意!①
パーツクリーナーの種類によって、「溶かす能力(洗浄力)」が強すぎるものがあり、そういうものは汚れを落とす以上にタイヤやシャーシまでも溶かしてしまう可能性があります。
選ぶコツとしては「キャブクリーナー」と記載してあるようなものは強力すぎる傾向があり、ただ単に「パーツクリーナー」と書いてあるものはソコソコの洗浄力であるようです。
あとは値段ですね。
高価なパーツクリーナー・キャブクリーナーになるとそれだけ洗浄力が強く、安いものになるとそれほどでもないという感じです。
まてぃぇぅの使用しているパーツクリーナーは840ml入りで288円と、激安ですw


風呂場が汚いなぁ・・・・
噴きかけたら乾かないうちにすぐに雑巾やウエスでキュキュッと拭き取ります。



そうするとタイヤやスポンジの表面の汚れがゴッソリ取れます。
白い系のタイヤになると表面がみるみるうちに奇麗になっていきますので見ていて気持ちがいいですw
※注意!②
この作業はパーツクリーナーを風呂場で使用していますが、できる限りこの作業は外で行わなければなりません。
パーツクリーナーのガスは可燃性ガスであり、室内で大量に使ったりすると爆発する危険性があるので、読者の皆様はできる限り外で使用するようにしてください!!
これでシャーシ基部の掃除は終了ですね。
そうしたら車体の組み方編にあったようにグリスアップポイントに気を付けながら丁寧に組み上げていきます。
片軸モーターシャーシの場合はもちろんプロペラシャフトの長さを調整しながら組み上げましょう。
シャーシ部が終わったらバンパー・ローラーをチェックします。

FRP・カーボンプレートに亀裂や割れがないかどうかチェックし、同時にビス類に曲がりが無いかもチェックします。

COさせているとフロントスタビなどはダメージをモロに受けますので一番曲がりやすい部分になります。
曲がってしまったら、軽いものであればラジペンなどでグイっと曲がりを修正してしまったりしますね。
あんまり酷いものになると交換しています。
プレート類は亀裂が入ってしまったり割れてしまったら交換しかありませんね。
ローラーも出来れば全て外し、プラローラーの場合は古いグリスやオイルなどを拭き取って奇麗にします。


ボールベアリング系のローラーの場合は、軸受けのボールベアリングと同じように灯油やジッポオイルに入れて洗浄します。
あと、コースとの接触面が金属のベアリングローラーの場合、コースの汚れをこびり付かせていることが多々あります。

これは独特の汚れなのですが、これを爪やティッシュなどを駆使して拭き取っておきましょう。
かなりガンコな汚れなので爪で削り落とすくらいの勢いでやらないと取れません(汗

バンパーやローラーの掃除も終わったら車体全体を組みなおしていきます。

今回メンテナンス中に気になったところがあったので多少手を加えました。
リアの19mm低摩擦プラローラーがちょっと個体差で厚いのか、ネジをちょっと締めただけで回らなくなってしまうので、軸を削って薄くしました。


バリとホコリを取ればよく回る低摩擦プラローラーになります。
また、リアブレーキスポンジが剥がれかけていた & 効きがちょっと強すぎるかな?と思ったので、青スポンジを切り出して作り直しました。

同時に高さもちょっとだけ高くしました。

ホイールですが、一回シャフトから取っただけでスカスカになってしまいました(汗
なのでGUPで売っているローハイト小径タイヤに変更。

こんな感じでシャーシ関係・タイヤ・ブレーキ・ローラー類をきれいにしておくように心がければ驚くほど長い期間コンディションを維持できます。
普通のノーマルABS樹脂のシャーシだって半年は使えますし、ポリカABSの強化シャーシであればもっともっと長持ちします。
そうやって長持ちさせていけばシャーシに愛着も沸きますし、何より「マシンを走らせるとどの部分が一番痛むのか」がわかるようになります。
それがわかってくると、今度はその部分を壊れないようにという発想も浮かびますし、レース中に急に遅くなったといったトラブル時に「ああ、ここが壊れた(トラブった)な」と原因がすぐにわかるようになります。
マシンに触れる機会も増えますからどのようにしたら一番いいコンディションにできるのか、どういう風に組み上げたら一番調子が良くなるのか、そういうことも手先で理解できるようになってきます。
さてさて、今までの基礎編2018年版を見ていれば、一番最初の取っ掛かりやマシンのいじり方、メンテナンスなど基礎知識はばっちり入ったと思います。
これから後は各自の自由に改造して無限大の世界を楽しむのが一番良いミニ四駆の楽しみ方ですねw
次は基礎編2018年版の最後の記事となりますが・・・・内容としては「応用編」になるかもしれませんね(汗
ミニ四駆の基礎 Ver,2018 「5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~」
ミニ四駆の基礎Ver,2018 目次
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策
4.ブレーキについて 基礎知識編
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~(この記事)
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~
7.その後は・・・
どもども皆様、まてぃぇぅです。
さぁ、前回までの基礎編2018年版を見ていれば目の前には十分サーキットを走れるマシンが出来上がっているはずですw
走らせないと勿体ない!サーキットへ出かけましょう!
という訳で、今回のテーマ。
実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
ここで疑問になるのが「何持っていけばいいのさ?」という事です。
まてぃぇぅの考えとしては必要最低限の物を持っていくようにして、なるべく装備を少なくしていくという事を心がけています。
以前は持てるだけ持って行ってデカいバッグでドーンと広げて・・・・とやっていましたが、それだと周りの迷惑になりますし、持って行っても結局使わなかったなんて物を大量に持っていくことになります。
これはまてぃぇぅ、
本当に周りに迷惑をかけたと反省していますorz
ここで非常に便利なのがホームセンターに売っている多段式工具箱やタミヤ製のレーサーズボックス。


最近流行りのポータブルピットでもいいかもしれませんね。
これらがあるとマシンや工具をコンパクトに持ち歩くことができます。
あとこれも便利なのですが、100均に売っている小さなツールボックスやタッパー。
これにビス類・工具をしまい、リュックで持ち歩くことができます。

まてぃぇぅの最近の装備ですが、下記のような感じですね。
①多段式工具箱(マシン二台+予備パーツ・モーター等)

②小型ツールボックス×3(予備パーツ・細かいビス類やマスダンパー等)

③小さめのタッパー(工具)

④充電器一式・バッテリー

⑤マシンキャッチャー

(⑥必要であればパーツクリーナー)
上記持ち物ですと、リュックサック一つとツールボックスだけでサーキットに行けますので、電車や自転車、バイクなどでも十分に運搬することができます。


持っていくマシンは多くても三台まで、いつもは二台だけ持っていきます。
あまりマシンを多く持っていくと一台に集中できなくなっていつまで経ってもセッティングが決まらないなんてことがありまして・・・・(汗
あとマシンキャッチャー。これ皆さん切り刻んだり貼ったり穴明けたりしていますが、実際「本来の使い方」で使ってみるとスゴクいいんですよ!w
最近のマシンとなるとかなりのスピードが出ますので素手でキャッチすると超痛いです(汗
これにビスの頭やプレート類などが加わるとそれは凶器。指なんて簡単に切れますし、突き指も超痛いです。何回も流血沙汰を経験しました(大汗
キャッチャーはそれを全く安全にキャッチできるのでマシンが怖くなくなります。
あと重要なのが、マシンがキャッチャー内に入るとキャッチャー内部の出っ張りによりタイヤが自動的に空転状態になるかと思うんです。
これ凄く大事。
キャッチした時に駆動に負担が掛からなくなりますのでギヤが保護できます。
素手でキャッチした瞬間って一瞬タイヤがロック状態になったりしますので、ギヤやタイヤ・各シャフトに一瞬だけ物凄い負荷が掛かるんです。
これを保護しマシンと自分の手をを守ってくれるキャッチャー、是非とも使ってみましょうw
充電電池・充電器に関しては最初はそんなに高級な物でなくても大丈夫です。
タミヤ純正で売っているネオチャンプと充電器のセットでもいいと思いますし、アルカリ電池をホームセンターなどで沢山買っておくのもいいでしょう。
さて、そんなこんなでサーキット場に赴いてみますが・・・・


ここでCOを怖がってはいけません。
「マシンはCOするもの」
「マシンは傷がつくもの」
「マシンは汚れるもの」
と考えて走らせましょう。
いつまでもCOを怖がって、マシンに傷が付くのを怖がって走らせることに消極的になってしまうのは非常にもったいないです。
ガンガン走らせてガンガンCOさせているうちに慣れてくるもんですw
そうやって走らせていきますが・・・・途中で絶対に「マシンの音」を聞きましょう。
スイッチを入れたとき、コースを走らせているとき・・・・なんだか「パチチチチチチ・・・・」と音がしていたり、「ギャアアアア・・・・」と何かが擦れる音がしていたり、そういう異音がしてくる時があります。
そういう時は必ず駆動に異変・トラブルが起きています。
ギヤ周りをばらしてみて中身を見てみましょう、絶対にどこかがおかしくなっています。

片軸モーターシャーシで特に多いトラブルは
・プロペラシャフトピニオンが伸びてしまってギヤ・シャーシに接触している
・モーターピニオンが外れかかっていてギヤ・シャーシに接触している
・モーターピニオンが欠けている
・クラウンギヤの歯が欠けている
両軸モーターシャーシでは・・・・
・モーターピニオンが外れかかっていてカウンターギヤに接触している
・↑とは逆にモーターピニオンが奥に入り過ぎてしまい、カウンターギヤと上手く噛んでいない
・モーターピニオンが欠けている
こんなトラブルです。
こんな時でも慌てない。
プロペラシャフトピニオンの場合はその場でペンチやニッパーでコンコン叩いてやって長さを調整します。何回やってもズルズル伸びるようでしたらそれは寿命ですので、サーキット場の売り場で新品を買うとか予備のプロペラシャフトに交換します。
モーターピニオン関係はピニオンギヤがもうダメな場合にトラブルが起きますので、新品のピニオンギヤに交換するのが一番確実です。
クラウン関係は欠けているようなところを見つけたら交換してしまうのが一番確実です。予備であらかじめ買っておくか、現地の販売コーナーで購入しましょう。多くのお店でAOパーツとしてバラで売っています。

トラブルが絶対起きないなんてことはありません。そりゃ起きない時だってあるでしょうが、ほとんどの場合で何らかのトラブルは起きるもんです。
そういった時に落ち着いて対処・応急処置ができるように最低限の工具と度胸は持っておきましょうw
一回走らせ始めると時間が経つのを忘れて走らせ、セッティングを出し、どんどん走り込みをします。
今回のコースの場合、ブレーキを利かせないとドラゴンバックセクションで弾かれるようでしたので、フロントブレーキを追加しました。


今度はブレーキが効きすぎ、全体的に遅くなってしまっているようでしたので、リアブレーキを上げます。
リアブレーキを上げるとリアローラーに接触してしまう為、リアローラーも同時に上に上げるようにします。

そんなこんなでセッティングを出していき、「このセットでの一番オイシイところ」を探ります。
今回はフロントブレーキの追加とリアブレーキの高さ調整でいいところまでできたので、ここからステップアップしていく感じですね。
ここで全体の速度アップをさせるためにローラーをボールベアリングローラーに変更したり、モーターをワンランクパワーアップさせてみたりとか、いろいろやってみるといいですね。
こんな感じにセッティングを出したり走り込みをしたりして・・・・・
まてぃぇぅは「ああ、もう十分走らせたなぁ」という気分になったら片付けして撤収していますw
そして帰宅し、マシン・道具の片付けです。
もちろん一日ぼっかんぼっかんCOさせまくっているとネジ類は曲がることもあるし、タイヤはホコリでザラザラに汚れるし、前後のプレートが折れたり割れたりすることもあります。
そうなっても悲しむことはありません、ちゃんと掃除して整備してメンテナンスしてやればいいんです。
次回、「走らせたあとは? ~メンテナンス編~」へ続く。
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策
4.ブレーキについて 基礎知識編
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~(この記事)
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~
7.その後は・・・
どもども皆様、まてぃぇぅです。
さぁ、前回までの基礎編2018年版を見ていれば目の前には十分サーキットを走れるマシンが出来上がっているはずですw
走らせないと勿体ない!サーキットへ出かけましょう!
という訳で、今回のテーマ。
実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
ここで疑問になるのが「何持っていけばいいのさ?」という事です。
まてぃぇぅの考えとしては必要最低限の物を持っていくようにして、なるべく装備を少なくしていくという事を心がけています。
以前は持てるだけ持って行ってデカいバッグでドーンと広げて・・・・とやっていましたが、それだと周りの迷惑になりますし、持って行っても結局使わなかったなんて物を大量に持っていくことになります。
これはまてぃぇぅ、
本当に周りに迷惑をかけたと反省していますorz
ここで非常に便利なのがホームセンターに売っている多段式工具箱やタミヤ製のレーサーズボックス。


最近流行りのポータブルピットでもいいかもしれませんね。
これらがあるとマシンや工具をコンパクトに持ち歩くことができます。
あとこれも便利なのですが、100均に売っている小さなツールボックスやタッパー。
これにビス類・工具をしまい、リュックで持ち歩くことができます。

まてぃぇぅの最近の装備ですが、下記のような感じですね。
①多段式工具箱(マシン二台+予備パーツ・モーター等)

②小型ツールボックス×3(予備パーツ・細かいビス類やマスダンパー等)

③小さめのタッパー(工具)

④充電器一式・バッテリー

⑤マシンキャッチャー

(⑥必要であればパーツクリーナー)
上記持ち物ですと、リュックサック一つとツールボックスだけでサーキットに行けますので、電車や自転車、バイクなどでも十分に運搬することができます。


持っていくマシンは多くても三台まで、いつもは二台だけ持っていきます。
あまりマシンを多く持っていくと一台に集中できなくなっていつまで経ってもセッティングが決まらないなんてことがありまして・・・・(汗
あとマシンキャッチャー。これ皆さん切り刻んだり貼ったり穴明けたりしていますが、実際「本来の使い方」で使ってみるとスゴクいいんですよ!w
最近のマシンとなるとかなりのスピードが出ますので素手でキャッチすると超痛いです(汗
これにビスの頭やプレート類などが加わるとそれは凶器。指なんて簡単に切れますし、突き指も超痛いです。何回も流血沙汰を経験しました(大汗
キャッチャーはそれを全く安全にキャッチできるのでマシンが怖くなくなります。
あと重要なのが、マシンがキャッチャー内に入るとキャッチャー内部の出っ張りによりタイヤが自動的に空転状態になるかと思うんです。
これ凄く大事。
キャッチした時に駆動に負担が掛からなくなりますのでギヤが保護できます。
素手でキャッチした瞬間って一瞬タイヤがロック状態になったりしますので、ギヤやタイヤ・各シャフトに一瞬だけ物凄い負荷が掛かるんです。
これを保護しマシンと自分の手をを守ってくれるキャッチャー、是非とも使ってみましょうw
充電電池・充電器に関しては最初はそんなに高級な物でなくても大丈夫です。
タミヤ純正で売っているネオチャンプと充電器のセットでもいいと思いますし、アルカリ電池をホームセンターなどで沢山買っておくのもいいでしょう。
さて、そんなこんなでサーキット場に赴いてみますが・・・・


ここでCOを怖がってはいけません。
「マシンはCOするもの」
「マシンは傷がつくもの」
「マシンは汚れるもの」
と考えて走らせましょう。
いつまでもCOを怖がって、マシンに傷が付くのを怖がって走らせることに消極的になってしまうのは非常にもったいないです。
ガンガン走らせてガンガンCOさせているうちに慣れてくるもんですw
そうやって走らせていきますが・・・・途中で絶対に「マシンの音」を聞きましょう。
スイッチを入れたとき、コースを走らせているとき・・・・なんだか「パチチチチチチ・・・・」と音がしていたり、「ギャアアアア・・・・」と何かが擦れる音がしていたり、そういう異音がしてくる時があります。
そういう時は必ず駆動に異変・トラブルが起きています。
ギヤ周りをばらしてみて中身を見てみましょう、絶対にどこかがおかしくなっています。

片軸モーターシャーシで特に多いトラブルは
・プロペラシャフトピニオンが伸びてしまってギヤ・シャーシに接触している
・モーターピニオンが外れかかっていてギヤ・シャーシに接触している
・モーターピニオンが欠けている
・クラウンギヤの歯が欠けている
両軸モーターシャーシでは・・・・
・モーターピニオンが外れかかっていてカウンターギヤに接触している
・↑とは逆にモーターピニオンが奥に入り過ぎてしまい、カウンターギヤと上手く噛んでいない
・モーターピニオンが欠けている
こんなトラブルです。
こんな時でも慌てない。
プロペラシャフトピニオンの場合はその場でペンチやニッパーでコンコン叩いてやって長さを調整します。何回やってもズルズル伸びるようでしたらそれは寿命ですので、サーキット場の売り場で新品を買うとか予備のプロペラシャフトに交換します。
モーターピニオン関係はピニオンギヤがもうダメな場合にトラブルが起きますので、新品のピニオンギヤに交換するのが一番確実です。
クラウン関係は欠けているようなところを見つけたら交換してしまうのが一番確実です。予備であらかじめ買っておくか、現地の販売コーナーで購入しましょう。多くのお店でAOパーツとしてバラで売っています。

トラブルが絶対起きないなんてことはありません。そりゃ起きない時だってあるでしょうが、ほとんどの場合で何らかのトラブルは起きるもんです。
そういった時に落ち着いて対処・応急処置ができるように最低限の工具と度胸は持っておきましょうw
一回走らせ始めると時間が経つのを忘れて走らせ、セッティングを出し、どんどん走り込みをします。
今回のコースの場合、ブレーキを利かせないとドラゴンバックセクションで弾かれるようでしたので、フロントブレーキを追加しました。


今度はブレーキが効きすぎ、全体的に遅くなってしまっているようでしたので、リアブレーキを上げます。
リアブレーキを上げるとリアローラーに接触してしまう為、リアローラーも同時に上に上げるようにします。

そんなこんなでセッティングを出していき、「このセットでの一番オイシイところ」を探ります。
今回はフロントブレーキの追加とリアブレーキの高さ調整でいいところまでできたので、ここからステップアップしていく感じですね。
ここで全体の速度アップをさせるためにローラーをボールベアリングローラーに変更したり、モーターをワンランクパワーアップさせてみたりとか、いろいろやってみるといいですね。
こんな感じにセッティングを出したり走り込みをしたりして・・・・・
まてぃぇぅは「ああ、もう十分走らせたなぁ」という気分になったら片付けして撤収していますw
そして帰宅し、マシン・道具の片付けです。
もちろん一日ぼっかんぼっかんCOさせまくっているとネジ類は曲がることもあるし、タイヤはホコリでザラザラに汚れるし、前後のプレートが折れたり割れたりすることもあります。
そうなっても悲しむことはありません、ちゃんと掃除して整備してメンテナンスしてやればいいんです。
次回、「走らせたあとは? ~メンテナンス編~」へ続く。
ミニ四駆の基礎 Ver,2018 「4.ブレーキについて 基礎知識編」
ミニ四駆の基礎Ver,2018 目次
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策
4.ブレーキについて 基礎知識編(この記事)
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~
7.その後は・・・
こんばんわ、まてぃぇぅです。
基礎記事2018年版も4回目となりました。今回のテーマはこれです。
ブレーキについて 基礎知識編
さて、最初の方でも書きましたが、現代のミニ四駆のコースはジャンプ・アップダウンの激しいコースなど、マシンが不安定になるセクションが必ずと言っていいほど付いています。
このセクションを攻略するためにマシンを減速させ、安定させるブレーキ類はもはや必須装備のようになっています。
前回の引っかかり防止対策でフロントにアンダーガード、リアにARシャーシ用ブレーキセットが付いていると思いますが、これをどのようにセッティングしていけばいいか書こうと思います。
このブレーキに関してのポイントですが、取り付け方や色の違いなど、様々な特性がありますので、下記にまとめてみようと思います。
①取り付ける高さ
ブレーキプレートを取り付ける高さによって効きの強さが変わるという特性があります。
シャーシに対して低く(地面に近く)取り付けるとガツッとブレーキが効くようになり、逆に高く(地面から遠く)取り付けると効きが弱くなります。
②ブレーキスポンジの色
色によってブレーキの効きの強さが変わります。
赤>灰色>黒>青=緑
というような効きの強さですね。
青スポンジや緑スポンジはほとんど効かないノーブレーキ状態と言っても過言ではありません。

この青と緑、効きはほとんど同じなのですが、青スポンジには最初から強力な両面テープが貼られており、緑スポンジには両面テープがついていないという違いがあります。
使い勝手は雲泥の差なので緑スポンジは殆ど使い道がないと言ってもいいでしょう。
③ブレーキスポンジの厚み
厚みに関しては厚い方が効きが強い傾向にあります。

④貼る位置
フロントとリアではフロントの方が効き、リアの効きが弱いです。
⑤フロント・リアの効きの強さついて
フロントをリアよりも効かせるようにセットすると、マシンがジャンプした時にフロントを下げながら飛ぶ傾向があります。
リアをフロントよりも効かせるようにセットすると、マシンがジャンプした時にリアを下げながら飛ぶ傾向があります。
このような特性からブレーキセッティングを考えます。
・「ブレーキ力が足りなくてマシンがコースアウトしちゃうよ!」
この場合はフロントに赤ブレーキを貼り付け、ブレーキの高さを地面スレスレまで低くします。
そうするとガッツリブレーキが効きますので、よっぽど難コースでなければクリアできるはずです。
貼り方についてはアンダーガードの前側に貼り付けるとよいでしょう。


リアブレーキもめいっぱい低く取り付け、ブレーキ力を最大限に効かせるようにしましょう。

この写真ではアルミスペーサーをかませて下に伸ばしています。
しかしここまで効かせるようにセットするとマシンが減速しすぎる、あるいは効き過ぎでコース上でストップする可能性も出てきますので、その場合はブレーキの高さなどを調整してブレーキ力をセッティングしましょう。
・「マシンがジャンプした時に下を向き過ぎちゃって前転しちゃうよ!(前傾しすぎ)」
この場合はフロントブレーキの効きを弱くしてみます。
赤スポンジであれば黒スポンジまで効きを弱めてみるとか、必要であれば青まで落とします。


そうするとリアを下げながら、フロントを上げながらジャンプするはず。
すぐに交換できなかったり替えのスポンジを持ってきていない、そういう時はタミヤマルチテープをブレーキスポンジに貼り付けてみます。
タミヤマルチテープを貼ることで効きは青スポンジレベルまで落ちます。


・「マシンがジャンプした時に上を向きすぎちゃってコースアウトしちゃうよ!(後傾しすぎ)」
この場合はフロントのブレーキ力をアップさせ、リアの効きを下げてみます。
フロントに赤スポンジや灰色スポンジなどを貼ってみて様子を見てみましょう。
また、リアのブレーキに青スポンジなどの効きの弱いスポンジを使用し、リアブレーキプレートを思い切り下げるというのも効果的です。
こうすることによりリアは殆どブレーキが効かないにもかかわらずマシンを上に押し上げようとしますので、フロントに対してリアが跳ね上がるような力が加わります。
・「ブレーキが強すぎてマシンが全体的に遅い・・・・」
この場合はまずはフロントブレーキ・リアブレーキをどんどん地面から離すように高くしていきます。まずは高さで調整。
それでも効きすぎるようであればタミヤマルチテープをブレーキスポンジの上から貼り付け、様子を見ます。
また、マルチテープをブレーキスポンジに部分的に貼り、スポンジの一部だけを露出させると効きの強さの調整ができます。
これでも効きすぎるようであればいっそのことブレーキスポンジを剥がしてしまい、ノーブレーキにしてしまうのも手です(まぁ、現代のパワーのあるモーターでしたらそこまでする必要はないと思いますが・・・・)
・「いくらブレーキを低くしても、赤ブレーキを使ってもブレーキが効かない!」
これの原因はいくつか考えられますが、すぐに思いつくのはブレーキスポンジの汚れ・痛みです。
赤ブレーキなどは非常に強くブレーキが効きますが、汚れが付きやすく、尚且つ地面との摩擦が大きいので痛みも激しいです。
すぐにできる応急処置はホームセンターに売っているパーツクリーナーでスポンジをシュー!っと噴き、雑巾やウエスなどで表面の汚れをふき取ることですね。
これでかなりブレーキ力は回復します。
それでも走らせているとブレーキスポンジが削れて切れてきますので、そうなったらきれいに剥がして付け直しましょう。
赤ブレーキとか両面テープの粘着力がアホみたいに強いので頑張って剥がしましょう。
そしてブレーキスポンジの切り出しについてなのですが、これには皆さんカッターなどを使用すると思います。
ここでまてぃぇぅのオススメ。
オルファの内装プロ用に使用されている特選黒刃シリーズ。


これ、物凄い切れ味です。
同じくオルファのデザインナイフなんかよりも断然特選黒刃の方が切れます。
特選黒刃を使用し、金属製の定規・スケールなどを使用すればまるで機械が切ったような真っ直ぐなブレーキスポンジになります。


これでブレーキセッティングを決めてみてください。
次は実際にコースに行った時、走らせているときの注意点です。
意外と重要なんで知識として取り入れてくださいw
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策
4.ブレーキについて 基礎知識編(この記事)
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~
7.その後は・・・
こんばんわ、まてぃぇぅです。
基礎記事2018年版も4回目となりました。今回のテーマはこれです。
ブレーキについて 基礎知識編
さて、最初の方でも書きましたが、現代のミニ四駆のコースはジャンプ・アップダウンの激しいコースなど、マシンが不安定になるセクションが必ずと言っていいほど付いています。
このセクションを攻略するためにマシンを減速させ、安定させるブレーキ類はもはや必須装備のようになっています。
前回の引っかかり防止対策でフロントにアンダーガード、リアにARシャーシ用ブレーキセットが付いていると思いますが、これをどのようにセッティングしていけばいいか書こうと思います。
このブレーキに関してのポイントですが、取り付け方や色の違いなど、様々な特性がありますので、下記にまとめてみようと思います。
①取り付ける高さ
ブレーキプレートを取り付ける高さによって効きの強さが変わるという特性があります。
シャーシに対して低く(地面に近く)取り付けるとガツッとブレーキが効くようになり、逆に高く(地面から遠く)取り付けると効きが弱くなります。
②ブレーキスポンジの色
色によってブレーキの効きの強さが変わります。
赤>灰色>黒>青=緑
というような効きの強さですね。
青スポンジや緑スポンジはほとんど効かないノーブレーキ状態と言っても過言ではありません。

この青と緑、効きはほとんど同じなのですが、青スポンジには最初から強力な両面テープが貼られており、緑スポンジには両面テープがついていないという違いがあります。
使い勝手は雲泥の差なので緑スポンジは殆ど使い道がないと言ってもいいでしょう。
③ブレーキスポンジの厚み
厚みに関しては厚い方が効きが強い傾向にあります。

④貼る位置
フロントとリアではフロントの方が効き、リアの効きが弱いです。
⑤フロント・リアの効きの強さついて
フロントをリアよりも効かせるようにセットすると、マシンがジャンプした時にフロントを下げながら飛ぶ傾向があります。
リアをフロントよりも効かせるようにセットすると、マシンがジャンプした時にリアを下げながら飛ぶ傾向があります。
このような特性からブレーキセッティングを考えます。
・「ブレーキ力が足りなくてマシンがコースアウトしちゃうよ!」
この場合はフロントに赤ブレーキを貼り付け、ブレーキの高さを地面スレスレまで低くします。
そうするとガッツリブレーキが効きますので、よっぽど難コースでなければクリアできるはずです。
貼り方についてはアンダーガードの前側に貼り付けるとよいでしょう。


リアブレーキもめいっぱい低く取り付け、ブレーキ力を最大限に効かせるようにしましょう。

この写真ではアルミスペーサーをかませて下に伸ばしています。
しかしここまで効かせるようにセットするとマシンが減速しすぎる、あるいは効き過ぎでコース上でストップする可能性も出てきますので、その場合はブレーキの高さなどを調整してブレーキ力をセッティングしましょう。
・「マシンがジャンプした時に下を向き過ぎちゃって前転しちゃうよ!(前傾しすぎ)」
この場合はフロントブレーキの効きを弱くしてみます。
赤スポンジであれば黒スポンジまで効きを弱めてみるとか、必要であれば青まで落とします。


そうするとリアを下げながら、フロントを上げながらジャンプするはず。
すぐに交換できなかったり替えのスポンジを持ってきていない、そういう時はタミヤマルチテープをブレーキスポンジに貼り付けてみます。
タミヤマルチテープを貼ることで効きは青スポンジレベルまで落ちます。


・「マシンがジャンプした時に上を向きすぎちゃってコースアウトしちゃうよ!(後傾しすぎ)」
この場合はフロントのブレーキ力をアップさせ、リアの効きを下げてみます。
フロントに赤スポンジや灰色スポンジなどを貼ってみて様子を見てみましょう。
また、リアのブレーキに青スポンジなどの効きの弱いスポンジを使用し、リアブレーキプレートを思い切り下げるというのも効果的です。
こうすることによりリアは殆どブレーキが効かないにもかかわらずマシンを上に押し上げようとしますので、フロントに対してリアが跳ね上がるような力が加わります。
・「ブレーキが強すぎてマシンが全体的に遅い・・・・」
この場合はまずはフロントブレーキ・リアブレーキをどんどん地面から離すように高くしていきます。まずは高さで調整。
それでも効きすぎるようであればタミヤマルチテープをブレーキスポンジの上から貼り付け、様子を見ます。
また、マルチテープをブレーキスポンジに部分的に貼り、スポンジの一部だけを露出させると効きの強さの調整ができます。
これでも効きすぎるようであればいっそのことブレーキスポンジを剥がしてしまい、ノーブレーキにしてしまうのも手です(まぁ、現代のパワーのあるモーターでしたらそこまでする必要はないと思いますが・・・・)
・「いくらブレーキを低くしても、赤ブレーキを使ってもブレーキが効かない!」
これの原因はいくつか考えられますが、すぐに思いつくのはブレーキスポンジの汚れ・痛みです。
赤ブレーキなどは非常に強くブレーキが効きますが、汚れが付きやすく、尚且つ地面との摩擦が大きいので痛みも激しいです。
すぐにできる応急処置はホームセンターに売っているパーツクリーナーでスポンジをシュー!っと噴き、雑巾やウエスなどで表面の汚れをふき取ることですね。
これでかなりブレーキ力は回復します。
それでも走らせているとブレーキスポンジが削れて切れてきますので、そうなったらきれいに剥がして付け直しましょう。
赤ブレーキとか両面テープの粘着力がアホみたいに強いので頑張って剥がしましょう。
そしてブレーキスポンジの切り出しについてなのですが、これには皆さんカッターなどを使用すると思います。
ここでまてぃぇぅのオススメ。
オルファの内装プロ用に使用されている特選黒刃シリーズ。


これ、物凄い切れ味です。
同じくオルファのデザインナイフなんかよりも断然特選黒刃の方が切れます。
特選黒刃を使用し、金属製の定規・スケールなどを使用すればまるで機械が切ったような真っ直ぐなブレーキスポンジになります。


これでブレーキセッティングを決めてみてください。
次は実際にコースに行った時、走らせているときの注意点です。
意外と重要なんで知識として取り入れてくださいw
ミニ四駆の基礎 Ver,2018 「3.立体対策」
ミニ四駆の基礎Ver,2018 目次
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策(この記事)
4.ブレーキについて 基礎知識編
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~
7.その後は・・・
皆様こんばんわ。まてぃぇぅでございます。
さて、ジャンプセクションのあるコースにおいて重要な項目を書きたいと思います。
今回のテーマ。
立体対策
ここで言う立体対策というのは、ジャンプした時に起こりえるコースアウト全般の対策として書きたいと思います。
「コースアウト」と一言で書いていますが、コースアウトと言われる現象は何も「マシンがコースの外に出てしまう」という事だけではありません。
本当は日本語としてちょっと間違っている部分もありますが・・・・ミニ四駆の世界としては「正常にコース内を走れなくなった状態」の事全般を「コースアウト」と呼びますね。
略してCO。
具体的には、ジャンプセクションでは以下のようなCOが目立つようになります。
①マシンのタイヤがコースのフェンスに引っかかってしまい、走れなくなる。

②マシンのローラーやスタビポール類がフェンスに引っかかってしまい、走れなくなる。

③マシンがジャンプから着地した時にバウンドし過ぎてしまい、コースの外へ行ってしまう。
④上記のようにバウンドしすぎてしまい、コース内でひっくり返る、逆走してしまう、違うレーンへ移ってしまう。
等々・・・上記のような「正常にコース内を走れなくなった状態」があります。
具体的に対策を書いていきます。
まず①と②に関してですが、ローラーやタイヤの引っかかり対策としてはタミヤからグレードアップパーツとして販売しています。
本当にいい時代になりました・・・・昔はこういう物は全てFRPやカーボンから削り出して工作していかなきゃいけませんでしたからね(汗
リヤは・・・・

ARシャーシブレーキセット
このセットを使用し、リアにブレーキを付けてみましょう。
これもプレート類と同じような話ですが、「ARシャーシ」と書かれていても穴は統一規格なので、どんなシャーシにも付けることができます。
まぁ説明書通りとはいかない部分もあるかもしれませんが、穴の幅や大きさなどは問題ないので取り付けは可能ですよ。


このようにブレーキプレートをローラーにカブせるように取り付けすると、フェンスに乗り上げそうになってもブレーキプレートが引っかかりを防止してくれるわけです。
結構ブレーキプレートが低くマウントされるため、タイヤの引っかかりも同時に防止してくれます。

また、この時にブレーキプレートがローラーと接触しないようにブレーキプレート、またはローラーの高さを調整しましょう。

この高さを調整する時は、大きく上下させる時にはセットに付属しているプラスチックスペーサーやアルミスペーサーセットを使用して高さ調整します。
微調整する際にはワッシャーなどを使用し、ちょっとずつ高くしたり低くしたりして調整します。

次にフロント。
これに関してもタミヤが対策部品を出していますね。

フロントアンダーガード。
これをフロントに取り付けることにより、フロントタイヤやフロントローラーのビスの引っかかりが防止されるってわけです。

※注意点
ローラーセッティング編で説明書通りにフロントFRPプレートを取り付けると、プレート取付穴とアンダーガード取付穴が被ってしまい、アンダーガードの取付が難しくなってしまいます。
そんな時は少し長いビスを使用し、バンパーの穴を貫通させ、アンダーガード+FRPプレートを同時に取付してしまいます。

このように下から長いビスを上まで通してしまい、FRPプレート上でワッシャー・スプリングワッシャー・ナットで留めます。
この「下からビスを通して上でナットで留める」というやり方は非常に強力に部品を固定できますので、ここ以外でもいろいろな場所でやってみるといいでしょう。
また、ブレーキの基礎の記事に書きますが、アンダーガードにブレーキスポンジを貼り付けることでフロントブレーキもかける事ができます。
ブレーキのセッティングについては上記記事を参考にしてみてください。
フロントアンダーガード・ARシャーシブレーキセットを取り付けることにより、①と②のCO、フロントとリヤの引っかかり防止が同時にできるってわけです。

そして③と④、着地でのバウンド対策について。
これはファーストトライパーツセットにも入っているマスダンパーを取り付けることによってある程度軽減することができます。
マスダンパーは低い位置に取り付けることによって重心を低くでき、効果が上がります。
せっかくARシャーシブレーキセットに穴が空いているのでそれを利用しましょう。

マスダンパーの動作原理については自分のブログの中でも書いておりますが・・・・最近は違う原理でマスダンパーを考えるようになりました。
ニュートンのゆりかご原理です。
これについては非常にわかりやすいサイトがありましたのでリンクさせていただきます。
興味のある方は覗いてみて下さい。
さて、ファーストトライパーツセットの中に入っているマスダンパーだけですと少々足りないように思いますので、追加でこれを購入しておくとよいでしょう。

ARシャーシ サイドマスダンパーセット。
これはARシャーシ用として売っておりますが、もちろんAR以外のシャーシにも取り付け可能です。
前に伸ばしたサイドマスダンパーを取り付けることにより、マシンにてこの原理のような力が加わります。
つまり、


このように支点をサイドバンパーとし、マスダンパーを力点、シャーシリヤ側が作用点となり、マシンのフロントを沈ませるような作用が生まれます。
これでマシンのフロントからコース内に捻じ込むような動きをさせるってわけです。
ただしMSシャーシの場合サイドバンパーが存在しないため、フロントバンパーに二個、リアバンパーに二個、合計四個でセットするのが良いでしょう。
こういう「サイドマスダンパー+リアマスダンパー」という組み合わせが今はポピュラーですかね(あくまでライトチューン仕様という括りにおいて)。


ちなみに↑の写真ですとサイドマスダンパーがかなり外側に張り出しており「壁に接触するんじゃないか?」と思われるかもしれませんが、横に立てて確認したところギリギリ接触しない位置になっていました。
トライロングのボディを乗せるにあたってある程度外側に出さなきゃいけなかったのですが・・・・取り付け出来て安心しましたw
これでまだ跳ねすぎるという時はもっとオモリを重いものに変えてみるとか、フロントにもマスダンパーを追加してみるとか、色々自分でセッティングを試してみるといいかと思います。
フロントとリヤの引っかかり対策、マスダンパーで跳ね防止対策が出来たら、マシンを実際にコースで走らせてみるのもいいと思います。
ただ・・・次回のブレーキセッティング 基礎知識編を見て、ブレーキセッティングの知識を身に着けてからでもいいと思います。
ブレーキについての知識が無いまま走らせてもどうやって速度を制御したらいいかわからないと思いますし、それを見てからでも遅くはないでしょう。
次回、ブレーキセッティング編へ続く。
0.初めに
1.車体の組み方
2.ローラーセッティング
3.立体対策(この記事)
4.ブレーキについて 基礎知識編
5.実際に走らせよう!~サーキット場でのこと~
6.走らせたあとは? ~メンテナンス編~
7.その後は・・・
皆様こんばんわ。まてぃぇぅでございます。
さて、ジャンプセクションのあるコースにおいて重要な項目を書きたいと思います。
今回のテーマ。
立体対策
ここで言う立体対策というのは、ジャンプした時に起こりえるコースアウト全般の対策として書きたいと思います。
「コースアウト」と一言で書いていますが、コースアウトと言われる現象は何も「マシンがコースの外に出てしまう」という事だけではありません。
本当は日本語としてちょっと間違っている部分もありますが・・・・ミニ四駆の世界としては「正常にコース内を走れなくなった状態」の事全般を「コースアウト」と呼びますね。
略してCO。
具体的には、ジャンプセクションでは以下のようなCOが目立つようになります。
①マシンのタイヤがコースのフェンスに引っかかってしまい、走れなくなる。

②マシンのローラーやスタビポール類がフェンスに引っかかってしまい、走れなくなる。

③マシンがジャンプから着地した時にバウンドし過ぎてしまい、コースの外へ行ってしまう。
④上記のようにバウンドしすぎてしまい、コース内でひっくり返る、逆走してしまう、違うレーンへ移ってしまう。
等々・・・上記のような「正常にコース内を走れなくなった状態」があります。
具体的に対策を書いていきます。
まず①と②に関してですが、ローラーやタイヤの引っかかり対策としてはタミヤからグレードアップパーツとして販売しています。
本当にいい時代になりました・・・・昔はこういう物は全てFRPやカーボンから削り出して工作していかなきゃいけませんでしたからね(汗
リヤは・・・・

ARシャーシブレーキセット
このセットを使用し、リアにブレーキを付けてみましょう。
これもプレート類と同じような話ですが、「ARシャーシ」と書かれていても穴は統一規格なので、どんなシャーシにも付けることができます。
まぁ説明書通りとはいかない部分もあるかもしれませんが、穴の幅や大きさなどは問題ないので取り付けは可能ですよ。


このようにブレーキプレートをローラーにカブせるように取り付けすると、フェンスに乗り上げそうになってもブレーキプレートが引っかかりを防止してくれるわけです。
結構ブレーキプレートが低くマウントされるため、タイヤの引っかかりも同時に防止してくれます。

また、この時にブレーキプレートがローラーと接触しないようにブレーキプレート、またはローラーの高さを調整しましょう。

この高さを調整する時は、大きく上下させる時にはセットに付属しているプラスチックスペーサーやアルミスペーサーセットを使用して高さ調整します。
微調整する際にはワッシャーなどを使用し、ちょっとずつ高くしたり低くしたりして調整します。

次にフロント。
これに関してもタミヤが対策部品を出していますね。

フロントアンダーガード。
これをフロントに取り付けることにより、フロントタイヤやフロントローラーのビスの引っかかりが防止されるってわけです。

※注意点
ローラーセッティング編で説明書通りにフロントFRPプレートを取り付けると、プレート取付穴とアンダーガード取付穴が被ってしまい、アンダーガードの取付が難しくなってしまいます。
そんな時は少し長いビスを使用し、バンパーの穴を貫通させ、アンダーガード+FRPプレートを同時に取付してしまいます。

このように下から長いビスを上まで通してしまい、FRPプレート上でワッシャー・スプリングワッシャー・ナットで留めます。
この「下からビスを通して上でナットで留める」というやり方は非常に強力に部品を固定できますので、ここ以外でもいろいろな場所でやってみるといいでしょう。
また、ブレーキの基礎の記事に書きますが、アンダーガードにブレーキスポンジを貼り付けることでフロントブレーキもかける事ができます。
ブレーキのセッティングについては上記記事を参考にしてみてください。
フロントアンダーガード・ARシャーシブレーキセットを取り付けることにより、①と②のCO、フロントとリヤの引っかかり防止が同時にできるってわけです。

そして③と④、着地でのバウンド対策について。
これはファーストトライパーツセットにも入っているマスダンパーを取り付けることによってある程度軽減することができます。
マスダンパーは低い位置に取り付けることによって重心を低くでき、効果が上がります。
せっかくARシャーシブレーキセットに穴が空いているのでそれを利用しましょう。

マスダンパーの動作原理については自分のブログの中でも書いておりますが・・・・最近は違う原理でマスダンパーを考えるようになりました。
ニュートンのゆりかご原理です。
これについては非常にわかりやすいサイトがありましたのでリンクさせていただきます。
興味のある方は覗いてみて下さい。
さて、ファーストトライパーツセットの中に入っているマスダンパーだけですと少々足りないように思いますので、追加でこれを購入しておくとよいでしょう。

ARシャーシ サイドマスダンパーセット。
これはARシャーシ用として売っておりますが、もちろんAR以外のシャーシにも取り付け可能です。
前に伸ばしたサイドマスダンパーを取り付けることにより、マシンにてこの原理のような力が加わります。
つまり、


このように支点をサイドバンパーとし、マスダンパーを力点、シャーシリヤ側が作用点となり、マシンのフロントを沈ませるような作用が生まれます。
これでマシンのフロントからコース内に捻じ込むような動きをさせるってわけです。
ただしMSシャーシの場合サイドバンパーが存在しないため、フロントバンパーに二個、リアバンパーに二個、合計四個でセットするのが良いでしょう。
こういう「サイドマスダンパー+リアマスダンパー」という組み合わせが今はポピュラーですかね(あくまでライトチューン仕様という括りにおいて)。


ちなみに↑の写真ですとサイドマスダンパーがかなり外側に張り出しており「壁に接触するんじゃないか?」と思われるかもしれませんが、横に立てて確認したところギリギリ接触しない位置になっていました。
トライロングのボディを乗せるにあたってある程度外側に出さなきゃいけなかったのですが・・・・取り付け出来て安心しましたw
これでまだ跳ねすぎるという時はもっとオモリを重いものに変えてみるとか、フロントにもマスダンパーを追加してみるとか、色々自分でセッティングを試してみるといいかと思います。
フロントとリヤの引っかかり対策、マスダンパーで跳ね防止対策が出来たら、マシンを実際にコースで走らせてみるのもいいと思います。
ただ・・・次回のブレーキセッティング 基礎知識編を見て、ブレーキセッティングの知識を身に着けてからでもいいと思います。
ブレーキについての知識が無いまま走らせてもどうやって速度を制御したらいいかわからないと思いますし、それを見てからでも遅くはないでしょう。
次回、ブレーキセッティング編へ続く。